あ、あの近鉄が、ついにやりおった!!!

概要

今日2022年5月17日、近鉄のホームページにて、新型車両導入についての詳細が書かれたプレスリリースが配信されました。2024年秋に、奈良線系統を中心に、4両10編成(40両)の導入とのことです。導入の目的は、移動円滑化や、バリアフリー対策、昭和50年代に製造され、老朽化が進行している車両の取り替えなどと思われます。

車両の詳細(外観編)

近鉄プレスリリースよりスクリーンショット。以降注記のない限り同じ。

車体色は、シリーズ21に採用された、アースブラウンではなく、近鉄伝統の白ベースにマルーン色を明るくしたものと、青のアクセントラインが入った3色となっています。

車両前面は、車体上部に行き先や種別の表示器が配される伝統は引き継がれているほか、車体下部に円弧状のライトが描かれています。一番目を引くのは、やはり転落防止幌だと思います。

違和感しかねぇ…

スカートの左後ろに阪神用の列車選別装置が搭載されているのが描かれているため、一部では阪神直通対応するのではないかと噂されています。後述しますが、阪神への直通はないとのことでした。お詫びして訂正致します。

側面窓は、シリーズ21とは違い、シリーズ21以前の車両(以降赤電と呼称)と同じような、2枚の1段下降式がセットになったものとなっています。

車両詳細(内装編)

車内は、車体更新前の赤電(VVVF車除く)と同じコンセプトの木目調の壁となり、その時代を知る人にとっては少し懐かしいものとなるかも知れません。(ちなみに中の人は記憶にないです)

シートはLC仕様で、座席モケットは花柄、ヘッドレストは黒色となるようです。また、一部座席付近には、荷物置き場兼ベビーカースペースが設置されるそうです。

また、ドア上部にはLCDが設置されるそうで、現在は、一部の1220系列に設置されています。

車両詳細(その他機器類編)

まず、乗客視点でみると、車内通報装置はもちろん、防犯カメラも設置されるほか、空気清浄機設置、抗菌・抗ウイルス加工も行うそうです。また、車両の床面を下げ、車両とホームの段差を極力なくすそうです。

現在、酷暑時や、極寒期の長時間停車(通過待ちなど)を行うときは、ドア開放のままか、車内保温のため、車掌スイッチによるドア扱で扉を閉め、乗降のある度にに毎度毎度開け閉めしていますが、開けっ放しでは車内温度が変化しますし、かと言って開閉すると、車掌の手間が増えますし、車内乗客はいちいち全ドアを開け閉めされると、鬱陶しいと思う人もいたと思いますが、今回の新型車両では、半自動ドアボタンが設置され、乗客それぞれがドアを扱って乗降するため、車内保温にも役立ちますし、そのドアだけ開閉するので、乗客も気にならないと思います。また、ドアの閉める力を制御し、荷物などの挟み込み解消を容易にするようです。

整備や運用の視点では、消費電力削減でコストを減すほか、省メンテナンス性の高い機器を採用し、整備の手間を省くことが目的と思われます。

先程軽く触れましたが、阪神直通は行われないということになりました。なので、完全近鉄限定車となります。

TrafficNewsの記事よりスクリーンショット。

在来車への影響

この車両の導入目的は、先述のとおり、老朽化した車両の取り替えも含んでおり、8000系と、8400系の一部は廃車となると思います。

また、半自動ドアや、転落防止幌に関しては、安全対策やバリアフリー対策に於いて有効なので、在来車への改造も行われるものと思います。

感想

なんというか、ねぇ….正直意外よねwwww

だってシリーズ21としては2000よりの24年ぶりの新車、シリーズ21最終製造のEE39(2008年)から見ると16年ぶりの新車やもん

いやホンマにエグいってwww

賛否両論あるけど、楽しみにしときまひょか

ほなここいらで、お疲れ様〜