ざっと解説

E351系は、1993年12月23日に中央線特急「あずさ」として運行を開始し、後に「スーパーあずさ」として運転されました。JR東日本初の振り子式車両で、実用化されたのは当形式のみでした。2018年3月16日に定期列車としての運用を終え、同年4月7日にラストランを行い引退しました。

E351系

魅力その1 人々の目を引く独特な見た目

卵型の車体

振り子式車両として開発された事もあり、車体を傾斜させる際に車両限界に達しないよう、卵型に絞られています。他の車両には無いようなデザインで、その滑らかな車体は現在でも多くの鉄道ファンを魅了し続けています。

滑らかで美しいボディライン

シンプルかつ斬新な塗装

183系の水色を基調とした塗装もかなり印象に残りますが、E351系の紫色を基調とした塗装もかなり印象的で、中央快速線のオレンジ色や、長野色などの比較的目立つ(?)塗装の中でもかなり異色であり、遠くからでもその存在感を確認できる程でした(単に好きだったから注目していたのかも?)。

前面のLED表示機

国鉄特急型などでは一般的に幕式の物が使われていましたが、E351系ではLED式の物が採用された他、651系での採用実績がある巨大な前面表示機が採用されました。その存在感は圧倒的で、大きく口を開いたような感じがして迫力も感じました。

ミュージックホーンを鳴らすとLEDの色が反転した

ごつい台車

振り子式車両といえばごつい台車なんですが、特にE351系の物は高速走行を考慮してなのか、新幹線と似たような車輪が使われていたと記憶しています。(しかし乗り心地はお察し)

遠目で見ても分かる台車

魅力その2 面白い車内

ちょっと暗めの車内

乗った人にしか分からない話なんですが、まず車内に入ると少し薄暗く感じるかなと思うんですね。(E353系と比較すると尚更)ちなみにグリーン車は黄色っぽい照明を使用していて、雰囲気がかなり違いました。

ちょっと不便な座席

普通車の座席、背面テーブルが無いんです。テーブルは肘掛けに収納されていて、そこから取り出す感じだったのですが、それがとても小さくてちょっと頼りない感じだったのを覚えてます(写真は無い)。では背面に何があるかと言うと、ペットボトルホルダーと網ポケットだけととてもシンプルでした。

狭く感じる車内

車体が卵型に絞られている事もあり、車内も当然その通りの形をしてるんですが、これがかなりの圧迫感を感じたんです(座席がシンプルなのもこれが関係している?)。お陰で高速走行はかなりの迫力を感じました。

グリーン車の設備

デビューした当時は3列のグリーン車が普通だったのですが、この車両からは4列になり、「退化した」などと言われてしまうのですが、普通車とはかなりの差があり、グリーン車としては完璧でした。シートヒーターや読書灯も装備されており、枕の位置が調節できるなど、乗り心地は素晴らしいものだったと思います。

(写真のサイズがオーバーしてしまって上げられなかった…)

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魅力その3 狂気すら感じる高速走行

直線では狂気すら感じるくらい飛ばします。揺れが激しく、立っているのすら困難な程でしたが、それのお陰で迫力のある高速走行を楽しむ事ができました。

最大5°まで車体を傾けられるので、カーブではそれをフルに活用して走行していました。景色の良い区間では飛行機の旋回のような景色も楽しむ事ができて、乗り物酔いしない自分にとっては最高でした。(酔う人にとっては地獄だと思う)

引退からまもなく3年

現在はもう見る事すら叶いませんが、一生記憶に残るような、とても印象深い車両だったと思います。後継のE353系の末永い活躍を期待したい。

ところで、座席は残ってないんですか?

あるんだったらください

最後に

E351系が好きな人はもっと居るはず