サムネイル提供 寝稲(@neine_40_401)ありがとうございます。

令和3年1月4日、北海道新聞にてこのような記事が投稿され、Twitterで話題になった。

TJライナーさんのこのツイートには3000いいねがついた

ざっくり言ってしまえば、新千歳空港〜旭川間にて室蘭本線経由の直通列車を運行する計画である。

今回はこれについていち早く考察の記事を書いてみた。ぜひ興味のある方は見ていただけると嬉しい。

まとめるとこんな記事

  • 旭川〜新千歳空港直通計画の情報について詳しく解説。
  • 上列車の乗車率、収益率や費用対効果について考察。
  • 同区間を走る旭川電気軌道のバス「たいせつライナー」との対比
  • 今後の旭川空港の北海道第2の空港としての発展について考察。

この計画とは?

この計画は、JR北海道と北海道内7空港を管轄するHAP(北海道エアポート)間において計画されている、新千歳空港から南千歳・追分・岩見沢を経由して旭川へと向かう直通列車計画である。令和3年1月4日に北海道新聞で発表された。

2016年のダイヤ改正まで、札幌経由で新千歳空港へとアクセスする列車が運転されていたが廃止となり、現在は特急カムイ・ライラックなどで札幌駅へと向かった後、札幌駅で快速エアポート号などへの乗り換えをしなければならない。

旭川〜札幌を走る特急ライラック・特急カムイ(ウィキメディア・コモンズより)

この計画がもし現実のものとなれば、旭川〜新千歳空港感を特急列車でアクセスした場合、今の札幌乗り換えと比較すると約50分、2016年まで運行されてた直通列車と比較すれば約30分の短縮となる。ということで、道内ではJR北海道再建策のひとつになるのでは無いかと話題になっている。

乗車率や収益率、費用対効果

さて、このように大きな話題となっているこの計画であるが、1つ強い懸念がある。

それは、たいせつライナーといった殆ど同区間を走る比較的安価なバス路線との競合など、費用対効果が得られにくい可能性があるという事だ。

この区間を鉄道で輸送した場合のメリットを挙げると、

  • 速達、且つ安定的な輸送が可能(渋滞がない)
  • 一度に多くの輸送が可能
  • 本数をバスより多く運行できる。

など。

主に輸送力や速度でバスより優ってる訳だが、では反面バスはどうなのだろうか。

  • 安価。
  • ハイグレードな設備
  • 空港アクセスでありがちな多くの荷物を積載可能。

などだ。

まぁ両方、長所もあれば短所もあるわけだが、やはりバスの方が安価でハイグレードな設備というところに惹かれる人が多いと思う。

では、鉄道がバスに勝つためにはどうすればいいのだろうか。

料金面での競合

JR北海道の券売機(JR北海道公式ホームページより)

まず、収益を上げるためには集客が必要だ。そのためには値下げが必要な訳だが、間違いなく普通の料金であれば5000円ほどかかり圧倒的安価なバスに客が流れてしまう。(バスは3500円〜4000円)

ただJR北海道はあいにくの赤字なので、料金自体の値下げをするのはあまりにも非現実的である。そこで、現在札幌〜旭川などで好評な「Sきっぷ」的なフリーきっぷを提示すればいいのではないだろうか。これ執筆者自身の憶測なのだが、そう言ったフリーきっぷを発売することにより、恐らくバスとの料金面での競合はいい線を行くだろう。

客の需要と利便性

空港アクセスというのは、主に2つのジャンルに客が分けられる。

観光客※と地元民である。

※ここで言う観光客は、ただ旅行と言うだけでなく仕事での出張なども含める。

観光客が、旭川へと向かう場合、栄えていて比較的観光地も多い札幌へ向かわずそのまま旭川へと行くとは考えづらい。多くの人が、札幌を経て旭川へと行くだろう。例外もあるだろうが、その例外が少数派であることは事実だと思う。

なので、客層は地元民にシフトすべきだと思う。そこで、地元民にとってこういった列車が運行されることは得、または便利なのだろうか。

滝川〜岩見沢辺の人々が新千歳と旭川、どっちの空港を使う人が多いのかは執筆者は道民では無いので詳しくは分からないが、もし新千歳だと仮定した場合、岩見沢駅からのバスは少なく、札幌方面の電車の本数も岩見沢までは多いので、鉄道利用が多いと思われる。

岩見沢市民からすれば、この列車は便利なものだと思う。

滝川も現在は札幌からの直通列車も少なく不便だが、この短略化したルートであれば比較的安い価格で利用できて、鉄道利用も少しは多くなるのではないだろうか。

そして、後述するが、いずれ北海道第2の空港としての役割を担うことになるかもしれない旭川空港へのアクセスも、この列車達のバス接続が上手く取れるのであれば利用も多いのではないだろうか。(その場合ライラック・カムイも同役割を負うことになるが。)

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過剰輸送による費用対効果と収益率への懸念

さて、このような問題点は解決できるのだが、1つ大きな問題がある。

過剰輸送である。

列車のメリットとして、バスより多くの人を一度に運べるというのはこれを見てくださっている方であれば知ってると思う。ただ、これは今の道内特急全てに通用することなのだが、過剰輸送が起これば、これが返ってデメリットとなり、ただ費用だけがかさみ、大して利益も得られず、廃止の一途を辿っていってしまう。ここはこの直通列車において最大の課題だと思う。

現にJR北海道では、北斗やおおぞらなどの特急が両数短縮となっており、利用客は少しづつだが減少傾向にある。

そんな事態において、あまりにも過剰すぎる輸送をしてしまうと、かえってJR北海道にとって不利益になりかねない。まだこれについては根本的な策が立てられていないままであるが、この事象はこの列車にとっても充分有り得る事態であり、これを解決する根本的な策をこれから見いだして行かなければならない。

これに関しては、執筆者もこれだけに特化した記事を書きたいと思っている。

旭川空港の道内第2の空港としてのリニューアル

この記事の趣旨とは直接的には関与しないが、間接的に関与することになる、旭川空港のリニューアルについても綴っていきたいと思う。

旭川空港は、もし新千歳空港が何らかの自然災害などで機能不全になった時などに、横風が少ないなどの良条件を利用した就航率99%の安全性で、第2の空港として稼働をすることなども視野に、国内線の拡張や国際線の就航などの誘致を進める考えで今進んでおり、空港ビルの改修も行う考えだ。

そんな、道内第2の空港としての準備を進める旭川空港のアクセスにも、この列車や既存の特急である「ライラック」「カムイ」が利用されればなおいいのではないだろうか。バスとの接続を強化すれば確実に客は増えるはずだ。

まとめ

今日は、急遽北海道の鉄道のタイムリーなニュースについて取り扱ってみました。

情報量も少なかったし、短く乱雑な文章でしたがどうでしたか?

この記事が、この情報を知りたい皆さんの役に立てればなお嬉しいです。

最後に図々しいお願いではありますが、執筆者はTwitter民なので、Twitterをフォローしていただけると幸いです。

では、ありがとうございました。