九州攻略のトリを務めるのは薩摩の国こと鹿児島です。熊本攻略や大分・宮崎攻略等でいろいろつまみ食いしたおかげで残りの未乗路線はわずか3路線しかありません。一日で収まるのですがギリギリ日帰りでは間に合わなさそうなので合宿攻略にカテゴライズしました。この攻略を始めるときは前日までに鹿児島入りしておきましょう。
情報整理
推奨出発駅
- 博多
県外発着路線
- JR…九州新幹線、鹿児島本線、豊肥本線、肥薩線、吉都線
- 第三セクター…肥薩おれんじ鉄道
県内完結路線
- JR…指宿枕崎線
- 私鉄…鹿児島市電
日帰り不可能エリア
- 無し(飛行機利用の場合)
必要日数(泊数)
- 一泊二日
攻略の流れ
今回の攻略で一番念頭に置きたいのは指宿枕崎線です。乗るだけで三時間もかかる上に、本数が少なすぎて単純往復なんてしようものならすぐに日が暮れてしまいます!帰りは必ずバスを使用すると心得ておいてください。なおこの攻略はできれば今月(記事執筆当時二月)よりも来月に実行することをお勧めします。
一日目・九州攻略総仕上げ!
一日目を始める前の日にに鹿児島入りしてホテルに泊まっておきましょう。鹿児島中央駅の隣、鹿児島駅からスタートです。指宿枕崎線に乗りたいところですがまずは鹿児島市電の中央駅を経由する第二系統に乗って郡元まで向かいます。本来市電は鹿児島駅の目の前まで来てくれるはずなのですが、今年の2月いっぱいまで桜島桟橋通から鹿児島駅前の間まで電停改良工事の為運休となっております。

とはいえ鹿児島駅から桟橋通電停まではそう遠くはありませんので徒歩で連絡して市電に乗りましょう。(ルート地図)郡元に到着し、鹿児島中央まで戻ってきたら指宿枕崎線に乗車し、指宿を回って枕崎に向かいましょう。鹿児島市電と並行する谷山や指宿まではおおむね一時間に一本程度なのですが指宿を超えたとたんに本数が激減し、最高速度も遅くなります。そして指宿から海側沿いにしばらく行くと日本最南端の駅、西大山が見えてきます。この駅は少し前までは正真正銘の日本最南端だったのですが、沖縄県でゆいレールが開業したことにより日本最南端の座を明け渡してしまいました。ですがJRとして、日本のレールで走る鉄道としてはまだ最南端の座に居座っています。

薩摩半島を経由して枕崎に行くのは少々遠回りです。もっとまっすぐなルートで結ぶ鉄道があったらと思わないほうが無理かもしれません。実際かつてはありました。今はバス会社の鹿児島交通が鉄道会社だった時代に唯一持っていた枕崎線がそうでした。鹿児島本線の伊集院駅から加世田市を経由してそのまままっすぐ枕崎に向かう線形だったそうです。少なくとも指宿枕崎線よりは素直なルートでした。枕崎で先ほどの指宿枕崎線とつながることで薩摩半島環状ルートを形作っていましたが、もともと収益も悪化していたところへ豪雨災害による被災で一部区間が不通となり、それがきっかけで昭和58年には全線廃止になってしまいました。今ではほぼ同じルートで鹿児島交通がバス路線を走らせています。

鹿児島中央から3時間弱かけてJR最南端の終着駅枕崎に着いたら鹿児島県は完乗です。後は戻るだけなのですが上記の鹿児島交通の特急バスに乗ります。金生町行きと表示してありますがちゃんと鹿児島中央まで戻ります。鉄道とは違って大山や指宿を経由しないというのもありますがここら辺のバスはそこそこ韋駄天なので鉄道よりも速い時間で到着します。鹿児島中央に着いたらあとはお好きな方法で東京に帰ってください。もし乗り残している路線があるなら乗りつぶしておきましょう。なおこの攻略完了をもって沖縄を含む九州全ての鉄道は完乗です。

攻略に役立つお得な切符(goto関連は除く)
※18切符以外のフリー切符名をクリックするとリンク先に飛びます。
- みんなの九州きっぷ(3月24日までの土休日連続二日)
- 旅名人の九州満喫切符(通年)
- ぐるっと九州きっぷ(通年)
- 青春18きっぷ(春夏冬の期間限定)
- おれんじ18フリーきっぷ(4と同一の期間)
1はすべての行程で大いに威力を発揮します。土休日の連続二日限定、販売は旅行開始日の三日前までという制約が霞むくらいお得度が高い切符です。JR九州の全路線が有効範囲の上、新幹線・特急の自由席が期間中は乗り放題、そして快速も含めた指定席は6回まで指定可能という夢のような切符です。全九州版で鹿児島を攻略するなら行きと帰りに必ず博多を回りましょう。
2もやはりすべての行程で役に立ちます。JR九州の普通列車と九州内の全私鉄、第三セクターに乗ることが出来ます。三日間使えるのですが発売日から三か月間のうちなら連続でなくとも使えます。要は九州版18きっぷと考えてください。1と組み合わせればもう何も必要ないでしょう。
3は1のデチューン版です。ただし1とは違って連続三日で平日でも利用できます。特急・新幹線、または快速指定席に乗る場合は別途特急券又は指定券を購入してください。
4はJR各社が発売しているフリー切符です。この切符で特急・急行などの優等列車に乗ることはできません。特急・急行に乗る場合は別途乗車区間の運賃と特急・急行券を払いましょう。

おことわり・連絡先
今回ご紹介した日帰り攻略法は、あくまでもミシンロボの経験に基づいたものとなっております。この方法を実践して何らかの被害を被った場合でも当記事及びミシンロボは一切責任を負いません。また、攻略目標路線の中には様々な事情で運休になる可能性もございますので、攻略に行く際は、各鉄道会社の公式サイトなどでの運行情報の確認をお願いいたします。
当記事内に誤字脱字がみられる、記事の情報が更新されている等のお気づきの点がございましたら、プロフィールに記載されてあるミシンロボのtwitterアカウントまで連絡お願いします。なるべくDMでお願いいたします。また、誹謗中傷目的などの悪質なDMはおやめください。

関連攻略記事
※県名をクリックするとリンク先へ飛びます
九州地方
