いきなり某なんでも実況掲示板みたいなタイトルで申し訳ないのですが、ついに今日、復興道路計画の一つである宮古箱石道路(宮古盛岡横断道路)が開通します。そしてそれは、とある路線の終わりの始まりを意味するのでした…。

宮古箱石道路(宮古盛岡横断道路)とは

まず宮古箱石道路とは、岩手県の県庁所在地盛岡から三陸の一都市、宮古を結ぶ国道106号線のバイパス道路の事を言います。正式名称を宮古盛岡横断道路と言い、2020年までに開通した西半分の区間と区別するため宮古箱石道路と呼ばれています。2011年の東日本大震災からの復興を促進するための、いわゆる復興支援道路の一つとして、先に開業した三陸自動車道と共に国土交通省が岩手県から権限代行を受けて建設しました。国道106号線のほとんどの急カーブ区間がこの道路によって解消され、宮古ー盛岡間の所要時間が2時間以内と大幅な短縮が見込まれています。

今回開通するのはこの区間

ジリ貧山田線への痛恨の一撃

さて勘のいい皆さんはもうお気づきでしょうが、盛岡と宮古を結ぶのは道路だけではありません。同区間にJR東日本が山田線を走らせています。が、はっきり言ってほとんどの利用客は、上記の国道106号を経由する岩手県北バスの106急行・特急を使うのであまり利用客はおらず、赤字です。唯一バスと対等に渡り合えるのは盛岡ー宮古を106急行バスとほぼ同じ時間で結ぶ快速リアス号くらいです。加えてこの快速リアスを含めても宮古ー盛岡の全区間を走りぬく列車はわずか4.5往復しかなく、バスの半分の本数もない有様です。たまにそこそこ乗客が乗っている場合がありますが、それらのほとんどは18切符などのお得な切符利用者ということがすべてを物語っています。

快速リアス号。2両編成でも空席が目立つ

ただでさえ同自動車道の新区界トンネル(区界峠は宮古盛岡間を通る上では避けられない難所)開通によってジリ貧に追い込まれていたところへ、この宮古箱石道路の全通という痛恨の一撃を食らった山田線。さらに追い打ちをかける如く岩手県北バスがこの道路の全通に合わせてダイヤ改正を実施。特急バスの大幅な増便と時短が予定されており、宮古と盛岡がますます近くなります。そして山田線の乗客はますます遠のくことでしょう。

ひでぇスカスカダイヤ…隣の三陸鉄道のほうが多く見える

廃線の可能性

昭和時代に開通したままの線形で快速でさえ2時間かかる山田線と、専用自動車道開通によって特急バスで2時間もかからなくなる106特急バス。どちらが利用しやすいかなんて容易に想像できます。こうなると気になるのは山田線の存廃問題。JR東日本はJR各社の中でも比較的廃線は多くない印象ですが、震災で被災した大船渡線や気仙沼線、その前に別の災害で被災してそのまま廃線となった岩泉線等の事例もあるので決して油断できません。事実山田線の一部区間も三陸鉄道に移管する形で廃止となっています。そしてこのコロナ禍の中で鉄道利用者全体が減少しつつある中、果たして本数もお客も利益も少ない山田線をそのまま維持する理由なんてあるでしょうか。

新型二階建てバスも導入されている106特急バス

今現在の時点ではJRからは何の発表もありませんが、もし今度山田線が何らかの災害で不通になったら・・・その時は廃線もあり得ると覚悟しなければならないでしょう。乗り納めはお早めに。

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