今回の記事は下記の記事の続編的内容となっています。まだ読んでいない方は先に読むことをお勧めします。

前回の記事で複線化を促進するためには普段からの利用を増やすことが不可欠だと書きましたが、近郊区間の利用だけでなく長距離利用も増やす必要があります。一回の長距離利用は10回の近郊利用に勝るので増やさない手はありません。ですがどうせ乗るならばそれなりの理由も欲しい所です。もちろん関西本線や快速みえが走る路線群には長距離利用の理由にふさわしいスポットが多々点在します。今回はそのスポットを三つほど挙げて、それらを巡る上で関西線+αをどのように利用できるかをご紹介していきます。

第一案:伊勢神宮、内外宮周遊ルート

言わずと知れた伊勢神宮。古くから長距離旅行の目的地とされてきた由緒ある神社です。ご存知かと思われますが伊勢神宮は外宮、内宮二つに分かれており、前者は伊勢市駅、後者は五十鈴川駅が最寄り駅となっています。伊勢神宮を参拝するときはちょっとした決まりがあって、必ず外宮からお参りしなければなりません。というわけで必然的に伊勢市駅を最初に利用するわけですが…

外宮側出口とフラットに接続できる

ここぞ快速みえの使いどころ。伊勢市駅はJRと近鉄の共同駅なのですが、外宮側の出口に一番近いのはJRのホームです。加えて、前回の記事でも述べた通り新幹線に最も近い在来線ホームから快速みえは発車するので使わない手はありませんね。近鉄は新幹線ホームから最も遠く離れた場所に位置するので移動するだけでタイムロスとなります。伊勢市駅も名古屋ほどではありませんが、長い連絡通路を歩く羽目になるので注意しましょう。

五十鈴川駅にやってきた楽

しかし内宮になると話は別です。最寄り駅の五十鈴川駅は近鉄の単独駅。JRは近くに駅こそあれど伊勢神宮からは遠く離れており残念ですが使い物になりません。外宮と内宮をつなぐシャトルバスは必ず五十鈴川駅を経由するので外宮、内宮の順に参拝し終わったらそのまま伊勢市に戻らず五十鈴川から近鉄特急で名古屋に戻るのも良いでしょう。後述するお得な切符利用や伊勢市から新幹線方面まで一枚で完結した切符、または伊勢市までの往復割引切符を所持している場合は伊勢市まで戻って快速みえで名古屋へ戻りましょう。

第二案:旧東海道と非電化区間乗りつぶしルート

関西本線の非電化区間は名古屋方面からの小旅行にピッタリ。加茂から亀山までは一時間ちょっとなのであまり時間を取られず、早起きしなくても向かうことが出来ます。非電化区間のほとんどの列車は両方の関西本線とおおむね10分以内に接続を取るので長い時間待つこともありません。

全区間ICカードも使えるがその場合一旦亀山で降りる必要がある

名古屋から乗り換え三回程度で大阪方面に到着しますが、ただ往復するのもつまらないので大阪から東海道線で京都へ向かい、草津線経由で柘植駅へと戻りましょう。本来、五畿七道で定められた東海道は関西本線と草津線ルートが一番正しいルートですので旧東海道も鉄道で乗りつぶすことが出来ます。もちろん草津線とも10分以内に接続していますので待ち時間は少なく済みます。関西線に乗りたいが行き先に困ったときは迷わずこの周遊ルートを選びましょう。

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第三案:日帰り忍者屋敷

関西本線非電化区間の伊賀神戸駅から分岐する伊賀鉄道。伊賀忍者の里上野市へアクセスする唯一の鉄道路線です。専用のラッピング列車を走らせるくらいとにかく鉄道全体でしつこいくらいに忍者を推してきます。拠点となる上野市駅付近には伊賀流忍者博物館があり、その中に併設しているからくり屋敷で忍者の歴史を体感しながら学ぶことが出来ます。

東急じゃないよ!伊賀鉄道だよ!

ここでもやはり関西本線が役に立ちます。上野市駅は関西本線伊賀上野駅から3駅ほどの距離なので近鉄の伊賀神戸駅経由よりも安く済ませることが出来ます。たとえ近鉄で行ったとしても伊賀神戸駅には名阪特急は止まりません。そのため伊勢中川で特急同士を乗り継ぐ必要があります。どうせ乗換えを挟むなら最短ルートのほうがいいですよね?関西本線利用なら乗り換えも挟みますが最短で忍者屋敷に向かうことが出来ます。もし忍者達に用が出来たなら是非とも関西本線を使いましょう。

兎にも角にも関西本線の複線化を促進させる為には我々が常日頃から関西本線を利用することが肝要です。利用を高めて路線の重要性を上げればJRもきっと要望に応えてくれるはずです。例えば…新車の導入とか…