東日本「その時が来た。オーダー66を実行せよ。」

「はい、閣下…」

コロナ禍での東日本の決断

ついに東日本が重大な決断をしました。百聞は一見に如かず。まずは下の画像をご覧ください。今月初頭、JR東日本が公開した第3四半期の決算説明会資料の一部です。

東日本、嘘だよな・・・?

私の記事を読んでいる方には釈迦に説法かと思いますが、2020年に上陸してからいまだ勢いが衰えることのない新型コロナウイルスの影響は鉄道業界に大ダメージを負わせました。特にダメージの幅がひどかったのがJR東日本で、オリンピック輸送を見据えた投資が同大会の延期、規模縮小によってほとんどオシャカになり、民営化後初の、そして現時点で史上最大の赤字額5779億円を叩き出しました。この事態を重く受け止めた東日本はとうとう画像のような地方路線の大規模な合理化に舵を切ったのです…

西日本みたいな事はしない…よね?

合理化と言えば真っ先に出てくるのがJR西日本のあまりにも極端なやり方です。ある年を境に西日本は地方路線の保守コスト削減という大義名分のもと、過去に土砂崩れなどの災害が起きた区間に限って極端な速度制限をかけるようになりました。さらにどんなに新しくても製造から30年以上は経っている国鉄型車両を延命に延命を重ねていまだ使い倒しています。延命させるためなら減便も躊躇しません。とにかく赤字地方路線なんかに新型車両導入や保守コストなどで金をかけたくないのです。沿線自治体が金を保証する、というなら話は別ですが。

全線にわたって極端な速度制限がかけられている木次線

勿論西日本にも関東首都圏ほど安定した収入源がない等の全うな言い分もありますが、にしたってもうちょっとやり方があると思います。それに比べたら今回の東日本の合理化はまだましな方でしょう。今回の合理化にも車両の延命について書かれていましたが、東日本エリアの国鉄型はほぼ虫の息。西日本のように国鉄型を使い倒すようなことはしないと思います。また、単線化・再非電化等のスリム化は一見マイナス要素に見えますが、ハイブリッド車両によって置き換えることが前提なので、即ち新型を導入するということでもあります。このように決して悪いことばかりではないのです。

スリム化されそうな路線はどこか

おおむねの予想としては、貨物列車などが走る幹線などはおそらくないでしょう。その幹線から分岐する支線などが対象になると思われます。特に終点でどの路線にも接続しない行き止まり路線、いわゆる盲腸線などはよっぽどドル箱路線かそれ相応の理由がない限り、すでにスリム化対象リストに入っている可能性が高いです。電化していても電車の本数が極端に少なかったり、盲腸線ではなくても大都市を直接結ぶわけでもない地方路線など、とにかく削れるところは躊躇なくスリム化されるでしょう。

合理化で廃線になりそうな路線候補第一位

筆者はこれらのスリム化されそうな路線にいくつか心当たりがありますが、それはまた今度書くことにしましょう。

コロナ禍の大ダメージでついに大規模な合理化・スリム化へと舵を切ったJR東日本。これから先、ますます目が離せません。

参考資料:JR東日本2021年3月期決算説明会PDF