8/18に京都鉄道博物館で「クル144 クモル145」のお別れセレモニーが行われました。

展示線に停車するクル144 クモル145
花束も飾られた。

ヘッドマークや、花束が飾られており、いよいよ最後と感じました。

京都鉄道博物館館長のお話とクモル145

京都鉄道博物館前田館長は、「6日から展示を開始しましたが、想定をはるかに上回るお客様にお越しいただき、車両貸切見学付きチケットは販売直後に完売しました。クルクモルの車両は、今回の展示が3回目ですが最後となりました。本来、裏方の車両で、なかなか見ることがない車両の最後の勇姿をたくさんのお客様に見ていただいたことはとてもよかったです。今後もさらに盛り上げるようなイベントを企画して行きたい」と話していました。

さよなら展示の看板と並ぶ

クル144 クモル145とは?

パンタグラフや車輪等を各現場間で輸送する役割を担っていました。しかし、トラック輸送に時代シフトしていったため活躍の場が減ってきました。JR西日本に残る最後の2両今年中の廃止することが決定しました。現役時代には修繕する部品を車両工場へ運び、修繕した部品を車両基地に運んでいました。

1979年(昭和54年)から1981年(昭和56年)にかけて101系電車の改造により製作された新性能の配給車であり現在まで活躍していました。

DE10によるお出迎え

DE10が入線、連結し、「クル144クモル145出発です。」の合図とともに機関車とクモル、惜別の汽笛を鳴らし、出発の瞬間を迎えました。最後の出発のクルクモルは、どこか寂しげな出発シーンでした。

最後の出発を見守るファンら

特別展示され、多くの鉄道ファンに見守られながら博物館を後にしました。出発した車両は、一時留置線へ引き上げられました。

DE10に押され引き込み線にはいるクル144 クモル145
DE101118と並ぶクル144クモル145
トワイライトエクスプレスを横目に停止するクル144クモル145

「クル144クモル145」のお別れセレモニー心動かされるお別れイベントでした。

これからも京都鉄道博物館では懐かしの車両から、観光列車、新型列車の展示など今後も目が離せません。子供から大人まで楽しめる京都鉄道博物館。皆様も訪れてみてはいかがでしょうか。京都鉄道博物館の公式TwitterやFacebookでは、8月18日のクル144、クモル145のスペシャルな映像が投稿されていますのでぜひそちらもご覧ください!ご協力いただいた京都鉄道博物館の方ありがとうございました。