中部横断自動車道全通のわずか1時間前…

昨日、中部横断自動車道の山梨ー静岡間が開通し、高速バスの時間短縮で並行する特急藤川に何らかの影響が出るかもしれない、という記事を書きましたが、そのすぐ一時間前にこれまた並行するJR線と特急列車に影響を与えそうな高規格道路が開通しました。

たった5キロの道路開通で莫大な効果が期待できる。

名古屋から熊野市まで繋がる高速道路ネットワーク

その名は熊野尾鷲道路。この道路自体は5.4キロとそこまで長くはないのですが、実はこの区間の開通により、三重県のを南北に貫く高速道路のミッシングリンクが解消されました。既に開通している紀勢自動車道とつながったことにやろ名古屋方面とのアクセスも向上し、自動車だと3時間以上かかっていたのが最短で2時間半にまで短縮されました。比較として、並行する紀勢本線の特急南紀の同区間所要時間は最速便でも3時間半かかります。

影響不可避!「南紀」はどうなる?

今までも同等の所要時間だったので押され気味だった特急南紀ですが、今回の区間の開通で大勢は決したも同然です。特に危険視すべきは南紀とほぼ並行するように存在する三重交通の高速バス、名古屋南紀高速線で、今回の区間開通によりルート変更を行う可能性があります。同路線の所要時間は今のところ最速の急行便で熊野市ー名古屋間3時間半くらいなのですが、もし経路変更でこの道路を経由するようになれば南紀の乗客が流れるのは必至です。というより、すでにだいぶ流れているのか、Goto真っ盛りの時期にも関わらず去年の11月に一部便が二両編成に減車されたという事からも厳しい現状が伝わってきます。

お伊勢参りも近鉄がベター。

いなくなるのは長距離客だけだから三重県近郊の短距離客にターゲット絞ればいいのでは、という意見もありましたが、特急南紀や快速みえが経由する関西本線・伊勢鉄道・紀勢本線は常日頃から並行する近畿日本鉄道との競合を強いられています。正直伊勢方面に向かう際近鉄の方が速くて便利なので値段と新幹線との接続の良さくらいしか勝負になりません。

去年から不幸なニュースばかりの紀勢本線界隈。果たして同路線に「望み」は、「光」はあるのでしょうか。(了)