今回の内容は、その1で紹介した直通列車の為に電化したパターンの内、一つだけ漏れがあったことが判明したことによる追加記事です。下記の記事の続編としてお読みください。

宮豊線(ビッグXの右上)

日本三景にも数えられたことのある景勝地、天橋立。京都府の宮津市に存在し、京都府の中で京都市の次に観光客が多い観光地としても知られています。その天橋立へ最短で結ぶ京都丹後鉄道宮福線は、その天橋立へ向かう特急電車が通過することもあって全線が電化されています。

絶景。

ですが、宮福線は福知山と宮津を結ぶから宮福線なので、天橋立には直接向かいません。それでは困るので、宮津駅から宮津線(宮豊線)の宮津から天橋立までの4.4キロの間が電化されています。ただ宮福線は宮津駅に進入する際に西舞鶴方面を向いてしまうので、天橋立に向かう特急電車は一旦スイッチバックしてから向かいます。

最新型の287系も乗り入れる。天橋立駅にて。

この区間が電化されたのは1996年、従来から天橋立で折り返していた列車を電車化させるため、全線が電化された宮福線の延長という形で電化されました。同時に行われたダイヤ改正でJR西日本が掲げた福知山駅を中心とした特急列車網、「北近畿ビッグXネットワーク」の一つに福知山から宮津・天橋立を含めた宮豊線全区間が加えられています。

同鉄道の普通列車は基本全て気動車だが、線路使用料相殺の名目でJRの電車が宮津まで入ることも。

この宮豊線電化区間はその1で紹介した土讃線電化区間とは違ってしっかりお金をかけて建設したのですが、そもそも宮豊線自体の路線規格が低いこともあってこの区間は最高速度が85キロに抑えられています。ちなみに最初から特急列車を通す前提だった宮福線は鉄建公団建設線という事もあって認可最高速度は130キロとなっています。(了)

京都丹後鉄道線内の乗車券と特急券。