NEX減便で暇してるE259系に意味深な動き

何か月か前、私がこのサイトにてボロカスにこき下ろした成田エクスプレスの惨状についてお話ししましたが、そのN’EXの専用車両であるE259系が、なんと総武本線佐倉以東の区間でまた試運転を行ったとの情報が入ってきました。先月から数回ほど試運転を行っているE259系ですが、今回の試運転では総武本線にある変化が起きていました。

基本的にN’EXは佐倉駅から東には来ない

横芝駅に6両停目が・・・

総武本線にE259系がやってきたと聞いて、あるTwitterユーザーが横芝駅までやってきて撮影を行ったとき、ふと足元を見たら「特急 6」と記された停車目標のステッカーを発見したのです。これは6両編成の特急列車が停まる位置を示すもので、前回の試運転時にはなかったことから、6両編成のE259系がしおさいに投入されるのは確実ではないか、とTLでじわじわと話題になっています。かつてしおさいなどの房総特急に使用されていた183系6両編成の停目ではないか、という指摘もありましたが、その時代の停目にしては綺麗すぎると発見ユーザーによって否定されており、最近になって設置されたものとみて間違いなさそうです。(該当ツイートへのリンク)

ですが、これだけでE259がしおさいに投入されるとはまだ断言できません。この試運転以前に、185系の6両編成が何度か団体臨で総武本線にやってきているので、それらに関連したものではないかとの指摘も存在します。ただ現在しおさいに使用されている車両の内、房総特急最古参形式にあたる255系の老朽化が著しく、あと2年で製造から30年を超える編成も現れる為、早急な車両の更新が求められています。そして、この255系はグリーン車も含めて9両固定編成、5両のE257系担当便でも空席が目立つ今のしおさいの状況からすると容量が過剰すぎるため、その是正化、という目的から見ても置き換えるならE259系が妥当である、と私は考えています。

もしも本当にしおさいに投入されたら

今回の件でE259系がしおさいに投入されるかどうかはまだ分かりませんが、もしもそれが本当にやるとなったとき、どのような動きになるのか簡単に予想してみました。

E259系担当便は全席指定化か

E259系は登場当初から基本的にN’EX専用車両として運用されていますが、過去に一回だけN’EX以外の臨時特急運用に就いたことがあります。マリンエクスプレス踊り子です。登場当初からN’EXで持て余し気味だったE259系唯一の臨時運用として、2012年から2020年のダイヤ改正までの7年半程度、全席指定で運転されていました。もししおさいにE259系が投入されるとしたら、このM’EX踊り子のように全席指定の特急として運用入りすることも考えられます。

昨今のJR東日本はいろいろな理由を付けて特急列車や新幹線から自由席の設定を取りやめる傾向があり、つい最近は山形新幹線から自由席が消えると発表されたばかりです。自由席の設定に消極的になったJRがいまさら考えを変えるとも思えないので、しおさい投入が確定しても自由席設定はないものとみてよさそうです。それどころかむしろ房総特急全席指定化への試金石になるやもしれません。

N’EXの本数は永久に戻らない

N’EXごとき、もはや敵ではない

今でこそN’EXはコロナ禍で運休しているためE259系が暇しているように見えますが、本来のダイヤは今の同形式の本数をフル活用する前提で組まれています。そこから何両かしおさいに出稼ぎさせるという事は、N’EXのダイヤは元には戻らないという事の裏返しでもあります。最もJR自身、このコロナ禍が終わったところで主な利用層である外国人客が完全に戻るとは思っていないのと、既に価格・速度・利便性において京成・北総のスカイライナーに完敗していることもあって、しおさい投入の有無に関係なく事実上の減便は今後も続くものとみて間違いはないでしょう。(了)

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