白いロマンスカーVSE、2022年に定期運用離脱

本日昼下がり頃、小田急電鉄は同社の路線にて特急ロマンスカーとして運用している50000形電車、通称VSEの定期運行を来年度いっぱいで終了すると発表しました。同時に、再来年度にて引退させるという事も発表しました。VSEは小田急初代ロマンスカー、3000形電車(SE)から脈々と受け継がれてきた連接車体に展望車付きのDNAを受け継いだ特急電車でしたが、車両の経年劣化や主要機器の更新が困難になる見込みとなったために登場から20年足らずで引退となりました。

これに合わせて小田急では記念グッズの販売や定期ラストランまでの特別ツアーなどの様々なイベントを企画する予定です。

かつての名車10000形電車(HiSE)もその特殊な構造が早期引退の原因になった。

筆者にとってのはじめてのロマンスカー

このVSEは私が初めて乗った小田急線の車両であるとともに、初めて乗った小田急ロマンスカーでもあります。当時の私はロマンスカーと言えば上記のHiSEのような赤い車両のイメージだったのですが、そのイメージとは全く異なる白いロマンスカーに乗ることになったためとても驚いたのを今でもよく覚えています。しかし、それきりVSEにはなかなか乗る機会がなく、小田急を使うことがあっても乗るのはMSEやEXEくらいでVSEとは全くご無沙汰でした。

EXEはVSEよりも年上のはずだが、一部はリニューアルされてまだまだ現役だ。

乗り納めはお早めに

さて、そんな思い出のが引退するというのですからいてもたってもいられなくなった私はさっそくVSEに乗り納めに行くことにしました。運用を調べて、はこね32号にVSEが充当されていると分かりましたが、流石に小田原から乗る訳にもいかないので、終点新宿の前の停車駅、町田駅から乗ることにしました。

町田にて。

展望席区画の最後列の席をネット予約したのですが、やはり引退の報を聞き、私と同じことを考えたのでしょうか乗車時には既にこの区画は満席に近い状態になっていました。中間車はそうでもなかったような気もします。

VSE展望席区画。

乗車時間は新宿までのわずか30分でしたが、それでもいい経験でした、到着駅の新宿駅ではこの列車の折り返し、ホームウェイ号を待つ乗客と、引退の報を聞きつけたファンでそれなりに混みあっていた気がします。まだ発表からそう時間がたっていないのにこれほどファンがやってくる所を見ていかにこの形式が愛されていたか、いかにこの形式の引退がショックだったかを痛感しました。

VSEを横から。新宿にて。

週末とはいえ平日の時点でここまで人が来ているとなると、ラストラン時はかなりの混雑が見込まれます。私のように短距離でもいいのでなるべく早めに乗り納めすることをお勧めします。(了)