引いている客車も相まって「はまなす」にしか見えなかった。

電車直通をやめて客車直通を始める東武

昨日、東武鉄道は来月の12日に自社の観光列車、「DL大樹」を会津鉄道線会津田島駅までの直通運転を行うことを発表しました。同列車が新藤原を越えて野岩鉄道線、会津鉄道線に営業列車として直通するのはこれが初めてです。これ以前にも試運転で何度か野岩・会津線電化区間を何度か往復しており、いつか大樹が会津方面にも乗り入れるのではと噂されていましたが、今回の発表でそれは現実となりました。なおこの列車はツアー限定の列車となるので乗車の際は東武トップツアーズ公式サイトからの申し込みが必要となります。それに合わせて、浅草ー下今市間に350系使用の専用接続列車が運行される予定です。

350系は、かつて特急南会津として野岩線、会津線に入線したことがある

めざせ若松!実現まではあと一歩

DL大樹に使われているディーゼル機関車、DE10は本来JR東日本が所有していた機関車です。そのためJRと同じ保安装置を使用している会津鉄道への乗り入れが可能となっています。つまり、やろうと思えば西若松を越えて会津若松にも直通できるという事でもあります。若松延伸の話はまだ出ていませんが実現までは本当にあと一歩のところまで来ているので期待できそうです。今年の秋ごろに西若松から直通する只見線が10年ぶりに全線復旧となるので、もしかしたらその時に何かまた動きがあるかもしれません。(了)

実はこのSL5年前にちゃっかり若松に入線していた