こんにちは、AJR-NEWS.comライターのうしてつです。

さて、現在緊急事態宣言が10都道府県に出されており、そのうち最初に出された東京・大阪・京都・兵庫では減便の要請が実施されました。

しかし、この減便はかえって密が発生することや、2ちゃんねるの設立者・ひろゆき(西村博之)氏が「算数で分かる話」といった発言が生まれるなど、多数のメディアなどから「逆効果」といった声があります。

果たして緊急事態宣言に伴う減便は効果的なのか?

というわけで今回は、AJR-NEWSや私のTwitterをご覧の皆さんを対象にアンケートを取りました。

質問内容

今回の調査にあたり以下の質問を実施しました。

  • あなたは普段、通勤や通学で鉄道路線を使用していますか?
  • あなたは今回の緊急事態宣言期間中、鉄道路線に乗車しましたか?
  • 今回の緊急事態宣言に伴う、減便は効果的ですか?
  • 先日、西武新宿線やJR東日本で運休の撤回が発表されましたが、これには賛成ですか?

質問結果

あなたは普段、通勤や通学で鉄道路線を使用していますか?

はい 52.2%

いいえ 47.8%

こちらは普段の通勤や通学で鉄道路線を利用する方が若干多いという結果になりました。

あなたは今回の緊急事態宣言期間中、鉄道路線に乗車しましたか?

はい 56.5%

いいえ 43.5%

こちらも普段の通勤や通学で鉄道路線を利用する方が若干多いという結果からか、緊急事態宣言中鉄道を利用した人が多い結果になりました。

今回の緊急事態宣言に伴う、減便は効果的ですか?

はい 82.6%

いいえ 17.4%

「減便は効果的か」という質問に対しては、23人中ほとんどの方が、効果的ではないという結果になりました。

効果的であると回答した方の理由は「テレワークを検討させることができていると思う」や「赤字削減のため 今回に限らなくてもいい」という風に理由が分かれました。

一方で、効果的ではないと回答した方の理由は「密が発生し、携帯を持たない利用者がどれが運休なのか知る手段がなかった。」や「かえって混雑する」など、共通するのが「密になる」という理由が多くみられました。

先日、西武新宿線やJR東日本で運休の撤回が発表されましたが、これには賛成ですか?

はい 82.6%

いいえ 17.4%

この緊急事態宣言中には、西武新宿線やJR東日本で減便の撤回が発表されたので、こちらの件に関しても質問してみました。

やはり、こちらも減便の撤回は効果的(はい)と選択した方が多くみられました。

理由としては、「1両(1便)当たりの乗車人数を減らして分散できるから」や「人がいるなら走らせるべき」・「増やした方が、乗客を分散できるから」など言った結果が出ました。

質問結果に対する結果

ここまで、質問の結果を伝えましたが質問結果を見て共通するのが「減便は効果的ではない」といった結果が多くみられました。

実際、JR東日本では運休した前後の列車で乗車率が180%(折りたたむなどすれば新聞がなんとか読めるレベル)を超える混雑が発生したという結果が出ました。

ちなみにE233系の定員が135人、これで混雑率は100%です。
今回の減便で発生した混雑率180%は243人乗ったという計算になります。
これはかなりの密と言えますね・・・

また余談ですが、先日国土交通省は混雑率の表現方法を従来の「新聞が読めるかどうか」から「スマホの操作のしやすさ」という風に変更し、公的な資料に初めて取り入れました。

そのため、新表現方法での混雑率180%は「操作がしにくくなる」という表現方法になります。

国・JR東社長も反省

この緊急事態宣言中の減便に対し、赤羽国土交通大臣は5月11日の会見では「次のときには適切に対応できるようにしていかなければいけない」と反省を口にしました。JR東日本の深沢祐二社長は「少なくとも今回は人流は減らなかった」と明言し、今後の減便は「今のところない」と5月11日の定例会見で述べました。

コロナ禍こそダブルデッカー! しかし・・・

通勤ラッシュを解消するため、実はある切り札があります。

それが「2階建て電車」です。

京阪8000系や首都圏の普通車グリーン車・215系などダブルデッカーの車両はたくさんあります。

しかし、この2階建て電車にもデメリットがあります。

それが遅延です。

実際、215系が快速アクティーに運用されていた頃は、2ドア車・10両編成であることを理由に遅延が目立つようになり、湘南新宿ラインの普通列車を経てニートになりましたホリデー快速ビューやまなし・湘南ライナーの運用に回ったという形になりました。

まとめ

まずは、アンケートにご協力いただいた皆さん、ご協力ありがとうございました。

今回の減便はほとんどの方から、「逆効果」といった声が多く出ました。

この通勤列車の密が発生した件については、テレワークの実施率が25%という結果が背景に見られます。

また、この時だからこそ減便ではなく増便をすることが効果的だと効果的だと思います。

最後になりますが、この記事を拡散してくれると幸いです。

というわけで、今回はこの辺で失礼します。

それでは皆さんさようなら!