近年、都市交通として注目を浴びている、LRT(Light Rail Transit)。高速輸送に長けた路面電車を導入し、自動車台数を減らすことで渋滞を緩和、車ではなく公共交通機関を軸にした都市計画を進めます。

その成功例としてよく挙げられるのが、富山ライトレールです。2020年には富山地方鉄道の軌道線と接続し、同社に吸収合併しました。

 

しかし、富山ライトレールは元々JR富山港線だった路線を転用しています。

LRTにしたことで確かに潜在需要を起こしましたが、元々あった線路を活用したことで建設費を抑えており、タイミングが良かったためとも言えます。

 

そんな中でゼロから線路を敷設し、2023年秋に開業するLRTがあります。それが、芳賀・宇都宮LRT(宇都宮ライトレール)です。

 

それまで路面電車がなかった都市に敷設されるのは、高岡市で1948年に走り始めた現在の万葉線以来、実に75年ぶりです。

芳賀・宇都宮LRTとはどんな路線なのか、何故この路面電車ができるのか、問題点や今後の展望などを見ていきます。

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