令和3年3月5日、名鉄から衝撃的なプレスリリースが出されました。それがこちら。

一部の急行列車にて特別車が設定されるとの事。

今回は新しく登場する一部特別車の急行について解説したいと思います。

そもそも特別車とは

名鉄の特別車とは特急・快速特急・ミュースカイにある座席指定の車両の事です。南海の特急サザンの指定席などの様なものです。

特急・快速特急では1・2号車に、ミュースカイでは全ての号車が特別車となっています。

一部特別車の急行とは?

では今回設定された一部特別車の急行とは一体どのようなものなのか。

名鉄では早朝・深夜の一部列車で特急・快速特急の送り込みで特別車を締め切って急行・準急・普通として運行します。

一部特別車急行の運行開始日は3月15日(月)です。

送り込み運用時の特別車には締切の表示がある。

今回の一部特別車の急行は普段は締切となっている特別車を利用できるようになります。

この急行での特別車料金は通常のミューチケット料金と同じ全区間均一360円です。

特別車が設定される急行列車

今回設定される列車は二列車。

一つ目は新鵜沼発豊川稲荷行き(674レ)。充当車両は2200系です。豊川線の送り込み運用は当列車ともう一列車のみの希少な列車です。この列車は新安城駅にて後続の特急に抜かされます。

二つ目は新鵜沼発河和行き(676レ)。こちらの充当車両は1200系(パノラマスーパー)。パノラマカー以来の急行で展望車に乗ることができるようになります。

ミューチケット購入方法と注意事項

ミューチケット購入には次の方法があります。 

  • 名鉄のネット予約サービスにて購入
  • 有人駅の窓口
  • 名鉄名古屋駅サービスセンター
  • 特別車停車駅の自動券売機

これらの方法がありますが注意すべき点もあります。

弥富駅と赤池駅は有人駅ですがそれぞれJR東海、名古屋市交通局の管轄の駅となるのでこの駅で購入はできません。

また今回から特別車(676レ)が停車する中小田井駅・下小田井駅ではタッチパネル式の券売機が設置されてないのでミューチケットの購入はできません。ただ、他の駅で事前に購入すれば乗車する事はできます。

まとめ

近年大手私鉄にて流行っている着席サービスに乗っかったようなカタチですが、個人的には通勤時間の「密」を避ける事ができると思うのでこの結果が良ければ一部特別車の急行が増えたりするかもしれません。

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