227系のようにも見える

先日、JR西日本から、新型気動車DEC700形導入が発表されました。この気動車は電気式気動車でいわゆるディーゼルエレクトリック方式を採用しています。この方式は、すでにJR東日本のGV-E400やJR貨物のDF200などで採用されていますが、JR西日本でこの方式の気動車が製造されるのは初めてです。

導入は1両

JR西日本のプレスリリースによると、この気動車の導入は新山口への1両にとどまることがわかります。新山口で通常の列車で運用するのかと思われましたが、そうではないようです。

保守作業の簡略化

この車両は、前述の通りJR西日本では初めての電気式気動車です。JR西日本はこれまで、内燃機関を推進機関とした気動車を運行してきましたが、電気式気動車は、エンジンで発電した電気でモーターを回し、推進するという仕組みになっています。この仕組みのメリットとして、下図のようにエンジンを除けば電車と同じ部品を使え、共通化が図れるということが挙げられます。今回の導入には、日々の保守点検の簡略化という狙いもあるようです。(115系やキハ40のほうが多いので、余計手間がかかりそうですが・・・)

従来の気動車と電気式気動車の違いの概略図

試験的な位置づけが高いと伺える

このDEC700形はプレスリリースには、「今後、試運転、各種性能確認試験、将来に向けた各種技術検証を実施」と書かれており、新技術の試験車両という位置づけが高いことが伺えます。また、この気動車には、追加の検証で、バッテリーの搭載を予告しており、ハイブリッド方式への変更も可能ということで、拡張性の高い車両といえるでしょう。

バッテリー搭載で、ハイブリッドに!

環境配慮も

JR西日本のプレスリリースには、今回の取り組みがSDGs(Sustainable Debelopment Goals=持続可能は開発目標)の7番、9番、11番、13番に該当すると記載されており、環境への配慮が十分に行われていることがアピールされています。DEC700形の導入によって、従来車よりも環境配慮が向上するということを、これらから読み取ることができます。

さいごに

DEC700形が今後地方に量産投入され、キハ40系列を置き換えることはあるのでしょうか。今後の試験に注目が集まります。