以下にきっぷ購入チャートをGoogle Driveを介して掲示しておきます。中身はPDFになっていますのでGoogle Driveから直接閲覧するか、ローカルドライブに保存してPDF閲覧ソフトにてご覧ください。

https://drive.google.com/file/d/1dkB6WbiN5PbLRy_x_18HtVF6mT6i82US/view?usp=sharing

以下に簡単な解説を示します。

チャート1

ここでは決済手段を決定します。決済手段が予め決まっている場合は、

  • 現金ならば2
  • クレジットカードならば3
  • ネット予約プラットフォーム経由での購入ならば4

へ進んでください。ただし、ネット予約による購入では、きっぷの受取が必要な場合に指定席券売機(またはみどりの窓口)がある駅に行ってそのきっぷを受け取る必要がありますのでご注意ください。他にも、プラットフォームによっては受け取れる駅に制限がありますので、きっぷの受取の際は対象駅を各サイトにて確認してから行きましょう。

また、きっぷを購入できない駅からすぐに乗車する場合は、ICカードに入場記録を確実に付けるか、乗車駅証明書あるいはそれに準じるものを受け取ってから乗車し、下車駅もしくは車内で精算しましょう。なお、無人駅から車内収受を行うワンマン列車に乗り降りする場合、駅や車両の案内をよく確認し、指定された場所から乗り降りしましょう。JR北海道では一番前のドアから乗り降りするように、その他のJR各社では1両目の後端のドアから乗り一番前のドアから降りるよう案内がされます。

チャート2

ここでは現金で決済することを決めた場合の動きを示しています。

片道乗車券・自由席特急券・JR東日本における座席未指定券については、今いる駅から出発する場合に限り近距離券売機で購入できます。ただし、片道乗車券については各駅に掲示されている運賃表に掲載が無い駅へのきっぷは基本的に購入ができません。東京都区内から100km強離れている駅においても、東京都区内各駅までの乗車券が近距離券売機で買える駅ではそこまでの運賃が掲載されていることが基本です。


POS窓口とは、主に小さめの駅に設置されている乗車券発行を主とする窓口で、指定席券の発行は一部の駅を除き取り扱っていません。一般的な経路の乗車券であれば基本的に発行拒否されるケースは多くありません。ただし、他駅発の乗車券についてはチャート3項にて注意点を記述します。JR東日本、JR西日本、JR九州のいくつかの駅に設置されています。POS窓口には特段の掲示はなく、公式に設置駅を知らせていません。有志の方がマルス端末設置駅を含めてリストを公開しています。見たい方はこちらからどうぞ。

http://jr-mars.dyndns.org/view/list/list_terminal2.php?group=4&terminal=8

なお、これ以外の駅で、常備券や出札補充券による出札を行っている駅もいくつかあります。本チャートでは、普通乗車券などを発行してもらえる駅もPOS窓口がある駅として扱ってください。

近距離券売機やPOS窓口にて購入したいきっぷが買えなかった場合はマルス端末設置駅への移動が必要となります。その時は最寄りのマルス端末設置駅にいる状態になってから3へ進んでください。

チャート3

ここではクレジットカード決済によりきっぷを購入する(クレジットカードの暗証番号が必要です)、あるいは近距離券売機やPOS窓口にてきっぷを購入できない場合の動きを示します。本項ではマルス端末を用いてきっぷを購入することになります。

マルス端末とは、係員操作型端末(MR)と旅客操作型端末(MV)の2種類に大別され、前者はみどりの窓口に、後者は主に近距離券売機の横、一部は改札内に設置されています。改札内にある出札設備を使う場合は、原則として当日中のきっぷのみが購入可能です。


みどりの窓口は駅員が窓口にて出札対応する場所であり、基本的にどのようなきっぷでも購入することができます。購入したいきっぷが多数あるときは予め申込書を記入してから購入しましょう。購入内容を伝えれば後は係員が操作してくれます。ただし、購入日が乗車日と一致しない場合やきっぷを購入する駅ときっぷの発駅が一致しない場合は一定の発券制限が課せられます。これに関しては会社や駅によりまちまちであり、旅客営業規則に従い運用する場所もあれば、便宜を図ってこれによらない運用をする場所もあります。JR東日本では大概後者の運用をしています。JR各社における購入できるきっぷの範囲については以下のリンクより確認してください。

https://www.jreast.co.jp/kippu/02.html

みどりの窓口の設置形態にはいくつかあり、店舗型と呼ばれる外とは壁で仕切られているタイプと、兼掌型と呼ばれる改札横にあって外に開放しているタイプと、改札窓口一体型と呼ばれる出改札を改札口にて行うタイプの主に3種類があります。店舗型の場合はその入口に、その他のタイプは窓口のすぐ近くに掲示が用意されています。成東駅では窓口のすぐ近くに掲示がなく、改札上にみどりの窓口が改札横にある旨を掲示しています。JR東海では飯田線伊那市駅などを除くほぼすべての駅で「JR全線きっぷうりば」の呼称を用いています。


指定席券売機は乗客自身が券売機を操作してきっぷを購入するものであり、取扱いできるきっぷに一定の制限があります。寝台券・乗車変更・経路が複雑で発券が難しい乗車券・乗車当日のきっぷの払い戻しなどがこれに該当します。割引乗車券を購入したいが、今いる駅にオペレータによる対応ができる指定席券売機かみどりの窓口がない場合は駅員に割引モードへの変更による割引乗車券発券取扱が可能かを尋ねてください。購入したいきっぷが指定席券売機で購入できない場合は近隣のオペレータによる対応ができる指定席券売機かみどりの窓口がある駅に案内されますのでそちらに移動しましょう。その際に着駅の改札口にてその旨を申告してください。

指定席券売機は会社により筐体の色が異なります。会社ごとの筐体色は以下の通りです。

  • JR北海道:橙
  • JR東日本:紫
  • JR東海:水色
  • JR西日本とJR四国(みどりの券売機の呼称を用いています):緑
  • JR九州:白

指定席券売機の前に着いたらメニュー画面が表示されているか確認し、そうであれば発券操作ができます。自分が購入したいきっぷに合わせてメニューを選択し、画面と音声による案内に従って操作をしてください。慣れないうちは「乗換案内から購入」のボタンから購入することをおすすめします。また、公式が指定席券売機の操作方法を記述しているページが以下にありますのでそちらも確認してみてください。

https://www.jreast.co.jp/mv-guide

https://www.jr-odekake.net/railroad/midori/ticket/operation

チャート4

ここではネット予約プラットフォームを用いてきっぷを購入する場合の動きを示しています。

きっぷの購入操作はすべてネット予約プラットフォームにて行います。画面の指示に従って操作してください。購入が完了したら、受取が必要なきっぷを各予約サイトが指定している指定席券売機やみどりの窓口のある駅で受け取ってください。ただし受取りに必要なものが指定されている場合がありますので、その時は指定されたものを持って受取りに行きましょう。