天竜浜名湖鉄道は、東海道本線の新所原駅〜掛川駅を内陸経由で結ぶ路線です。まずはその成り立ちについてご紹介します。
掛川駅から天竜二俣方面へ向かっていた、天竜二俣鉄道の前身、二俣線。その後は飯田線の三河大野〜浦河駅を通って、岐阜県明智駅まで至り、中央本線の恵那駅まで結ぶ予定でした。
しかし、戦時中東海道本線の浜名湖の橋が攻撃される可能性があり、日本の大動脈が寸断する可能性を考えて、新所原駅にルートを変更しました。
国鉄二俣線時代は、新所原〜豊橋駅で東海道本線に乗入れていました。豊橋駅の新幹線のりばへ向かうコンコースには、二俣線ホームに降りる階段が残っています。
07:09 豊橋駅 発
東海道本線のホームから、気動車が発着していた短いホームを見られました。
07:19 新所原駅 着
乗車してきた列車は、普通熱海行き。お手洗いが無い211系によるロングランです。
天浜線ホームには既に1両のディーゼル車が停車中。東海道本線と天浜線は現在でも線路が繋がっており、事業用車両キヤ95系が軌道検測を行うことも。