明治村の蒸気機関車12号が3年8ヶ月ぶりの営業運転を再開。最古の動態保存である蒸気機関車は力強く汽笛を鳴らしながら村内約800mを3往復走行した。乗車した人たちは沿線の訪れた人などに手を振っていました。

同機関車は、2019年9月から2020年7月まで株式会社東海汽缶(静岡県)の工場内にてオーバーホール(大規模修理)を実施し、同村内で試運転、整備をする中で、2021年9月に機関室下の板バネの破損が発生したため、約1年かけて修理を行い、2022年10月14日より、試運転を行い、約3年8カ月ぶりに運行を再開した。

明治村の乗り物担当の近藤さんは、「12号の復活運転をできて感無量、明治時代のSLを是非堪能してもらいたい」と話していました。

〈運行日〉

20日(木)・21日(金)・23日(日)、28日(金)・29日(土)

5月1日(月)~7日(日)は、運行の予定はない。

〈運行時間〉

SL 東京駅発 13:00 13:35 14:10

SL 名古屋駅発13:15 13:50 14:25

「蒸気機関車12号」の営業運行日以外は、「蒸気機関車9号」が運行される。5 月以降の営業運行日、明治村公式 SNS等で配信して行くとの事。

SL12号について

SL1874年明治7年、イギリス シャープ スチュアート社から輸入され新橋横浜間を走り、明治44年に尾西鉄道が電化されるまで一役を任った。その後尾西鉄道と名古屋鉄道が合併し後も昭和32まで使用され現在の明治村が開村した昭和40年に村内静態保存され昭和49年から明治村での運行を開始した。