JR東海は18日、名古屋圏・静岡のJR東海各路線に導入される315系電車のインテリアデザインおよび車両デザインを発表しました。すでにロングシート車両として導入が発表されていた形ですが、その内容が詳しく明らかになりました。

トイレ設置

静岡地区で運用されている315系が置き換え対象とする211系電車には、トイレはありませんでした。また、静岡地区では長距離を走る列車で運用されることもあったため、必ずしも快適とは言えなかった211系。今回、315系にはトイレが設置され、車内環境が向上しました。

JR東海 在来線通勤型電車「315系」インテリアデザイン・車内設備について より

座席は固くなるのか?

JR東海が公開した、イメージ画像には、JR東日本などが採用する座面が固めのロングシートと思われるものが掲載されていました。もしもJR東日本のものと同系統のものであれば、211系電車や313系電車などで採用されているやわらかい座面からの方針転換となり、長時間の乗車にはあまり適さないと思われます。

JR東海 在来線通勤型電車「315系」インテリアデザイン・車内設備について より

安全性は大幅向上

JR東海によると、防犯カメラを各車両に5か所、非常通報電話を3か所、それぞれ1車両ずつに設置することで、従来車からセキュリティー面で大きく向上しています。その他AIを活用した日本初の空調装置、JR東海の一般車両においては初となる車内ディスプレイの設置など、最新基軸がたくさん盛り込まれた315系が待ち遠しく思われます。

この記事のアイキャッチ画像:JR東海 在来線通勤型電車「315系」インテリアデザイン・車内設備について より引用