中国地方最後の攻略には同地方の中心、広島県が選ばれました。周辺県の攻略の際に最外縁部の鉄道路線は乗車済みかと思われますので今回の攻略は広島市近郊が中心となります。中国地方の中で一番多種多様な交通機関が点在していますので乗ってて飽きない攻略となるでしょう。

情報整理

推奨出発駅

  • 広島駅
  • 福山駅

県外発着路線

  • JR…山陽新幹線、山陽本線、芸備線、木次線
  • 第三セクター…井原鉄道

県内完結路線

  • JR…呉線、福塩線、可部線
  • 私鉄・第三セクター…広島電鉄、アストラムライン、スカイレールサービス

日帰り不可能エリア

木次線のみ

必要日数(泊数)

日帰りの場合おおよそ5日、宿泊の場合は3泊4日

※周辺県の攻略の際に乗車済みの路線は経路で使わない限り省略とする。

攻略の流れ

広島県をぐるっと周遊しよう

今回の主な攻略エリアは広島市近郊と、呉・三原・福山近郊、そして三次市エリアとなります。県境をまたぐ区間や路線は周辺県攻略の際に攻略済みですのでそこまで苦にはならないと思います。ですが、西日本は保守コスト削減のためローカル線の一部区間に、電化非電化関係なく極端な速度制限をかけています。場合によっては予定時刻より遅れることもあるので接続時間には注意しましょう。

一日目・速度上げたきゃ、金を呉!

一日目は東京から新幹線で4時間もかからない福山駅からスタートです。山陽本線糸崎・三原方面の列車に乗り換えて三原駅を目指しましょう。三原方面直通の列車に乗れたらそれでいいのですが、列車によっては三原の手前、糸崎で乗り換えを挟む場合があります。これは糸崎駅がJR西日本岡山支社と広島支社の境界となっているからです。どうせならすぐ隣の新幹線も止まる三原駅でちょうどいいのに、と思ってもJRが決めたことです、諦めましょう。

三原付近には湘南色の115系もいる

三原駅からは呉線に乗り換えて呉・広経由で広島へ向かいましょう。軽快に三原駅を発車したと思ったらいきなり速度制限がかかり、のんびりと走っています。呉線はちょうど中間点にあたる広駅を境に運行系統が大きく分かれており、海田市から広間では快速列車も走る広島シティネットワークの幹線ですが、広から三原までの区間は毎時一本は確保されてるとはいえ所々で保守コスト削減のための極端な速度制限がかけられています。

出ました!必殺徐行25キロ!

全線にわたって景色がいい区間でもあり、晴れているときは雄大な瀬戸内の海を車窓から眺めることが出来ます。それゆえ観光シーズンの時期になると何本か臨時列車が設定されることがありますし、豪華クルーズトレイン、トワイライト瑞風もこのルートで走行するときがあります。瀬戸内の海を眺めていたらいつの間にか広駅に着いたようです。呉線は朝晩の一部の列車を除いて必ず広駅で乗換が必要となりますので注意しましょう。

せっかくの新型がトロトロ走っちゃいかんよ

広駅からは極端な速度制限もなく列車は軽快に走行し、海田市駅に合流します。とりあえず一旦は広島駅まで向かいましょう。広島駅からは折り返す形で山陽本線経由で三原に戻ります。ですが海田市のすぐ隣、有名な瀬野八越え区間の入り口、瀬野駅で途中下車しましょう。瀬野駅からは日本、いや世界でも多分ここしかない鉄道、スカイレールサービスがみどり中央まで出ていますのでサクッと往復しましょう。

このレールだけ見たら遊園地のアトラクションだ

このスカイレールは、瀬野駅北部に開発された団地の移動手段として作られた路線ですが、駅の間をワイヤーロープで、駅構内をリニアモーターで動く、モノレールとロープウェイのいいとこどりをした世界でも珍しい方式の鉄道です。一応、懸垂式モノレールの一部に分類されていますが、モノレールにしてはコンパクトすぎます。そして乗っ初めて瀬野駅周辺の高低差に驚かされます。こんな急坂だらけの場所に住んでたらたとえ若者でもしんどいです。スカイレールの重要性を噛みしめながら瀬野駅に戻り、再び三原方面に向かいましょう。

みどり中央駅から瀬野駅方面をのぞむ

三原に着いたらもういい時間ですので福山まで行って新幹線で東京に帰るか、少し戻った白市駅から出ている広島空港連絡バスで広島空港に向かい、飛行機で羽田へ帰りましょう。これで一日目は終了です。

二日目・日本最強の路面電車

二日目は広島から。まず山陽本線に乗り換えて広島の二つ隣の横川駅で広島電鉄に乗り換えましょう。まずは江波電停まで向かう八号線をサクッと往復し、折り返す形で六号線に乗りますが一旦紙屋町西電停で3・7号線のどれかに乗り換えて隣の本通電停まで乗ります。本通電停からは地下への階段を下りて、アストラムラインに乗り換えて広域公園前まで乗り通しましょう。

なんでも広島で一番最初に自動改札を導入したらしい

アストラムラインの本通から県庁前までの区間は広島県唯一の地下鉄区間です。センター試験でもこの区間をめぐる誤植で話題になりました。本来アストラムラインは本通駅から広島市内をぐるっと回って西広島へつなぐ計画でしたが、途中までほぼ可部線が並行するのもあってか予想よりも乗客が少なくて広域公園から先はいまだ延伸の話すら聞きません。山陽本線との接続点、新白島駅開業で少しは持ち直したようですが。そんなことを話していたら広域公園前に着いたようです。同駅からは折り返すのですが、JR可部線との接続点である大町駅で乗り換えてあき亀山駅まで往復しましょう。

写ってるこの車両の椅子、めちゃくちゃ柔らかくてついついウトウトしちゃう

可部線はかつて、可部駅から三段峡を経由し、中国山地を貫いて島根県の浜田駅につながる壮大な構想がありました。三段峡まで先行開業して、そこから先の区間も鉄建公団が建設し始めていたのですが、国鉄の経営悪化により計画は凍結。三段峡以北は結局線路は敷かれませんでした。そして可部から三段峡までの非電化区間も、赤字で2003年までには廃止になっています。が、非電化区間の可部近隣駅の沿線住民が何度も請願した結果、その廃止になった区間を一部再利用する形で、2019年にあき亀山まで延伸開業を果たしました。一部とはいえ、国鉄・JR含めて廃止区間が復活した例はこの可部線ただ一つだけです。

ほんと良く延伸したと思う、沿線住民の熱意には脱帽。

開業してまだ2年のあき亀山から折り返して、大町から横川までの未乗区間を乗り通しましょう。ですが横川では下りずに隣の新白島まで乗車します。新白島から再びアストラムラインに乗って県庁前に戻り、そこから広島電鉄紙屋町東電停まで向かいましょう。同電停からは1・3号線のどれかに乗り換えて広島港(宇品)まで乗り通します。広島港からは折り返す形になりますが広島駅に直結する五号線に乗って広島駅の二つ前の電停、的場町まで乗り通し、同電停から1・2・6号線のどれかで八丁堀電停に向かいます。

広島港にて並ぶ広島電鉄の車両たち。

八丁堀からは先ほど降りたホームとは違って、コンビニの前にあるホームから発着している9号線を白島までサクッと往復します。八丁堀に戻ってきたらそろそろいい時間ですので広島に戻り、新幹線で東京へ帰りましょう。これで二日目は終了です。

どうもはぶられ気味の9号線

三日目・みよしとみやじま

三日目も広島から。今日は上野毛を始発で出ます。昨日乗り損ねた広島電鉄の2号線と、広電西広島からの宮島線を一気に乗り通してしまいましょう。この二号線と宮島線はほぼほぼ共通運用の為、よくあるインターアーバン線かと勘違いしそうですが、それぞれ別々の路線で、路面電車が普通の鉄道線に直通している、といったほうが正しいでしょう。今でこそ共通運用ですが、かつては宮島線内で完結する列車も走っており、路面電車と普通電車が共存する一幕も見られたそうです。両者は床の高さが違うため、低床ホームと高床ホームが混ざった凸凹ホームが名物でした。現代のバリアフリー化やリニューアル工事により主な駅のほとんどが低床ホームに改築されましたが、いくつかの途中駅にはその名残が見受けられます。

宮島線直通はこれらのような単行タイプではなく、連接車タイプが運用に着く。

さて厳島神社への玄関口、広電宮島口に着きましたが、厳島なんていつでも来れますし、今回は乗りつぶしがメインなので山陽本線でとっとと広島へ帰りましょう。広電宮島口とJR宮島口は国道を挟んだ向かい側にあります。(ルート地図)広島電鉄で一時間強かけてきた道をJRは普通列車でも30分くらいで駆け抜けていきます。広島に戻ったら芸備線に乗って広島の県北の中心都市、三次を目指しましょう。芸備線は島根攻略の時に全線攻略済みと思いますが、もし同じ経路をたどるのが屋なら広島から三次までバスで向かっても構いません。(時刻表)

ゲイビ線だなんていやらしい…

とにかく三次に着いたら福塩線非電化区間の列車に乗り換えます。福塩線は本来3駅先の塩町から分岐していますが、便宜上すべての列車が三次駅まで直通します。なお隣のホームから芸備線備後庄原方面の列車も出ていますので絶対間違えないようにしてください。福塩線はダイヤがものすごくスカスカの為、一本逃した時点で日帰り攻略は不可能と考えてください。とにかく福塩線に乗り込んで府中駅に向かいましょう。

最近、リニューアルしました。

府中駅に着いたら福山へ向かう電車に乗り換えて神辺までの未乗区間を乗りつぶしましょう。府中からは福山線は電化区間となり、非電化区間の何十倍にも本数が増えます。さらに神辺からは井原鉄道の直通もあるので毎時一本は必ず確保されています。神辺到着時点で広島県は完乗です。そのまま福山まで行き、新幹線に乗り換えて東京へ帰りましょう。これで三日目は終了です。

福塩線の電化区間は基本、105系が担当する。

攻略に役立つお得な切符(goto関係は除く)

※18切符以外のフリー切符名をクリックするとリンク先に飛びます。

この広島県に限らず中国地方はびっくりするほど18切符以外のJRのお得な切符の設定がありません。あったとしても二人以上でしか使用できないそのケチっぷりには憤りさえ覚えるほどです。

  1. 広島電鉄一日乗車券(通年)
  2. 青春18きっぷ(春夏冬期の期間限定)

1は広島電鉄が全線乗り放題のフリーパスです。二日目で役に立ちます。運賃を何度も払う手間が省けるのでお勧めです。三日目では元も取れないので購入してもあまり意味ないでしょう。

2はJR各社が販売している期間限定のフリー切符です。この切符では特急・急行及び第三セクターには乗れません。別途乗車区間の運賃と特急、急行料金が必要です。

懐かしの芸備線代行バス。
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おことわり・連絡先

今回ご紹介した日帰り攻略法は、あくまでもミシンロボの経験に基づいたものとなっております。この方法を実践して何らかの被害を被った場合でも当記事及びミシンロボは一切責任を負いません。また、攻略目標路線の中には様々な事情で運休になる可能性もございますので、攻略に行く際は、各鉄道会社の公式サイトなどでの運行情報の確認をお願いいたします。

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福山駅は福山城のお堀の中に作られた

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ところであの…芸備線にも新車が欲しいのですが…