こんにちは、AJR-NEWS.comライターのうしてつです。

前回の記事では烏丸線の開業について解説していきましたが、今回は烏丸線の延伸と近鉄京都線乗り入れ開始にについて解説していきます。

延伸開業

1988年6月11日、京都駅から近鉄京都線が乗り入れる竹田駅までの3.4kmが開通しました。

またこれと同時に北大路駅にあった検査設備が、新たに新設された竹田車庫へ移転しました。

ちなみに余談ですが、配線の関係で、竹田駅との入出庫のためにはくいな橋駅付近の入出庫線上でスイッチバックする必要があるようです。

烏丸線10系と近鉄3200系
竹田車庫(Googleマップより)

近鉄と乗り入れ開始

延伸開業から2か月後、近鉄との間で田辺町(現在の京田辺市)の新田辺駅まで直通運転が開始されました。

また、直通運転には近鉄側は3200系が運用されましたが、当初は近鉄唯一のオールステンレス車としておなじみの3000系が運用されるはずでしたが、ATCの車上装置を搭載しないなどの保安機器の仕様の相違などから頓挫しました。

近鉄3000系(高安車庫にて)
近鉄3200系(竹田駅にて)

ちなみに竹田駅は地下鉄開業前までは各駅停車しか停車しない駅でしたが、地下鉄開業と同時に特急以外の列車が停車するようになりました。
これはかなりの大出世だといえますね…

また、竹田駅は地下鉄開業前までは近鉄の管轄でしたが、こちらも開業と同時に京都市の管轄になりました。

3次車量産・6両へ

烏丸線で走っている10系にも動きがありました。

一つ目は、1・2次車の増結です。

前回の記事でも話した通り、烏丸線の竹田延伸とともに、烏丸線の両数が4両から6両に増結されました。

また、新たに3次車が6両編成5本が増備されました。

1・2次車と3次車の大きな違いは、やはり非常用扉の窓の有無といえるしょう。ほかにも貫通扉の窓が1・2次車では小さいものが、3次車では大きかったりするなどの違いがあります。

1・2次車のと3次車以降の比較。非常扉の窓の有無がわかります。
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さらなる延伸

竹田延伸から2年後の1990年には、北の終点である、北大路から府立植物園や府立大学がある北山駅への延伸や1997年には、京都議定書を採択した地球温暖化防止京都会議が同年に開催された、国立京都国際会館の最寄でもある国際会館駅まで延伸されました。

また、烏丸線の10系も2度の延伸に合わせて製造されました。(北山延伸時に1編成、国際会館延伸時に3編成)

ちなみに北山~国際会館延伸時に導入された、3編成(6次車)には京都市営地下鉄では初となる、LED車内案内装置が導入されました。

交通局のHPより

ここでちょっと余談。
北山~国際会館間が延伸した際に御池駅は烏丸御池駅に改名されました。

あとがき

というわけで今回は、烏丸線の延伸・近鉄との乗り入れ開始の様子について解説していきました。

烏丸線はもともと、近鉄からはオールステンレスの3000系が乗り入れるはずだったということは、初めて知りました。

さて、今回の章はここまでです。次回の記事は東西線の計画・開業ついて解説していきたいと思います。

今回はこの辺で失礼します。

それでは皆さんさようなら!