1,筆者の紹介

2,東京メトロ7000系

3,東京メトロ8000系

4,東京メトロ9000系

5,東京メトロ02系

6,東京メトロ05系未更新

7,東京メトロ07系未更新

8,東京メトロ08系

9,東武30000系

10,東急8500系

11,小田急1000形

12,まとめ

1,筆者の紹介

 皆さん、こんにちは。今回記事を書かせていただくいそぎんちゃくと申します。これから主に東武鉄道と東京メトロをはじめとする関東の私鉄を中心に書いていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。この記事は現地に赴き、実際にその車両、列車を調査して書いております。情報についてはできる限り裏付けのある信憑性の高いものを使っておりますが、もし誤植等がありましたら、Twitter @isotetu_train に御連絡お願いします。またこの記事の内容について鉄道会社、役所などの公的機関、第三者に問い合わせることは控えていただきますようにお願いします。

2,東京メトロ7000系

 東京メトロ7000系は1974年の有楽町線開業に合わせて登場した車両です。全体的には先に登場した千代田線6000系と似たような性能で、将来的に直通先での優等運用に備えた設備(種別表示幕のスペースなど)が用意されていました。その後、有楽町線の延伸に伴って最終的に1989年の第34編成の増備をもって増備が終わりました。副都心線開業に伴って、15本が8連化、6本が10連のまま更新、13本は廃車、もしくはインドネシア譲渡となりました。2021年より始まった17000系の投入により10連は7101Fを除いてすでに廃車になり、8連も7115Fが廃車となりました。7128Fなどは最近検査出場したので、しばらくは残ると思われます。また、コロナウイルスの影響による経営状況悪化で、しばらくの延命もあり得そうです。

3,東京メトロ8000系

 8000系は半蔵門線の車両です。半蔵門線は開業時、車庫がなかったので東急電鉄から8500系を借りる形での運行でした。しかし、1981年の鷺沼検車区完成に伴って、自社車両を投入する事になりました。これが8000系です。一部編成は暫定的に東西線で運用されるなどしていました。千代田線6000系をベースとしつつも、さらに近代的なイメージとなり、冷房設置準備工事も行われて投入されました。最終的に19本が作られました。その後は東武線直通も始まり南栗橋、久喜~中央林間までの長距離を走る車両になりました。B修繕も行われ、制御装置の交換なども行われましたが、2021年から始まる18000系の投入により、順次運用を離脱するという事になっています。インドネシア譲渡の話もありますが、詳細は不明です。8500系と共に40年間も走った半蔵門線、田園都市線での活躍も、間もなく終焉を迎えます。

4,東京メトロ9000系

 9000系は南北線の開業に伴って登場した車両です。その後の延伸に伴って増備され続けたので、かなりの個体差があります(詳細は別記事に書く予定です)。2022年下半期から始まる相鉄線との直通運転に伴ってB修繕施工済みではない編成の8両化が行われるようです。その際に、B修繕も施されるようなので、原形を撮るなら今の内です。また、B修繕施工済み車に関してはすでに製造から30年以上も経過しているので、8両化もされず、何時置き換えの話が出てきてもおかしくはありません。どの編成も、記録をするなら今の内です。

5,東京メトロ02系

 02系は丸ノ内線の車両です。銀座線の01系の成功を受け、既存の車両の置き換えのために投入された車両です。チョッパ制御車に関してはB修繕が施されましたが、製造時からIGBT-VVVFインバータ制御の車両に関しては、施されませんでした。銀座線の01系が置き換えられたので、機器類などを共通化するために置き換えられることになり、2000系という新型車両が導入されました。現在、B修繕未施工車は残り1本となっており、方南町支線用80番台に関しても、廃車が始まりました。B修繕施工済み車に関してはアルゼンチンへの譲渡が予定されていましたが、アスベストの問題でなくなりました。しかし、コロナウイルスに伴う経営状況悪化により、新型車両の投入が遅れるため、B修繕施工済み車に関しては、延命されることになったようです。しかし、B修繕施工済み車以外は間もなく淘汰される見込みであるので、記録はしておいた方がよさそうです。

6,05系未更新車

 05系は東西線の車両です。5000系の置き換え、及び輸送力増強のために投入されました。その後初期車は15000系によって置き換えられ、一部は北綾瀬支線へ、一部はインドネシアへ渡りました。その後はワイドドア車を中心にB修繕の施工が進められましたが、07系への施工のためストップしていました。しかし、07系へのB修繕施工終了のめどが立ったために05N系へのB修繕施工の予定があることが、東京メトロの調達予定で明らかにされました。そのため、原形の05系、05N系を見られるのも今の内だと思われるので、記録はお早めにどうぞ。

7,07系未更新車

 07系は有楽町新線(現副都心線小竹向原~池袋間)の開業に合わせて登場した、有楽町線の車両です。その後の副都心線全線開通に合わせて設置されるホームドアに対応できなかったため、千代田線や東西線に転属しました。その後千代田線の車両も東西線に転属し、全編成が東西線に集結しました。B修繕施工の最中で、残りは後1編成のみになりました。今後も東西線での活躍は続く見込みですが、B修繕未施工車の記録はお早めに。

8,08系

 08系は半蔵門線の押上延伸、及び東武線直通に伴って登場した車両です。東京メトロの調達予定によると、B修繕の施工が始まる見込みだという事なので、記録はお早めにどうぞ。

9,東武30000系

30000系は10030型に代わる次世代の汎用通勤電車として、また半蔵門線との直通運転に備えた車両として1996年より投入が始まった車両です。2003年より半蔵門線、東急田園都市線との直通運転に用いられましたが、6+4両の構成があだとなり、田園都市線で激しい混雑を引き起こしてしまいます。そのため2005年から投入された50050型により置き換えられて順次直通運用を離脱してしまいます。地上線に転用されたものの、しばらくして東上線に転属します。臨時列車用として6Fと9Fが残存しましたが、2020年になり6Fは東上線の51008Fとトレードする形で東上線に、現在では9Fのみが残存しています。しかし、この編成もいつまで残るかわからないので、記録はお早めにどうぞ。

10,東急8500系

 8500系は東急田園都市線、地下鉄半蔵門線で活躍している車両です。2000年代に入り置き換えが始まるも、リーマンショックやJALの経営破綻により断念。その後も暫く使用されました。しかし最近になって2020系の増備により、続々と運用を離脱、ついに10編成を切ってしまいました。共に走った東京メトロ8000系と共に2022年までには引退するようです。記録はお早めにどうぞ。

11,小田急1000形

 1000形は千代田線直通用として登場しました。その後は4000形の登場により千代田線直通から順次撤退し、地上区間で活躍しました。しかし、新型車両5000形の登場により、リニューアルされなかった編成は全て引退するようです。東京メトロ6000系やJR203系と共に千代田線を走った車両が記録できるのも、今だけです。記録はお早めにどうぞ。

12,まとめ

 いかがでしたでしょうか。東京メトロ関係だけでも、引退の近い車両が沢山あります。近いうちに都営線版もまとめるので、良かったら是非そちらもどうぞ。最後まで読んでいただきましてありがとうございました。