全市区町村に鉄道路線がある都道府県はなんと富山県ただ一つなのだそうです。なら日帰りもお茶の子さいさい・・・とはいかないようです。油断せずに攻略していきましょう。

情報整理

推奨出発駅

  • 富山駅
  • 黒部宇奈月温泉(新黒部)駅
  • 新高岡駅

県内通過路線

  • JR…北陸新幹線、高山本線、
  • 私鉄・第三セクター…あいの風とやま鉄道、万葉線

県内完結路線

  • JR…氷見線、城端線
  • 私鉄(トロリーバスも含む)…富山地方鉄道、黒部峡谷鉄道、立山ケーブル、立山トロリーバス、黒部ケーブルカー

日帰り不可能エリア

無し(全エリア日帰り可能)

必要日数(泊数)

日帰りの場合おおよそ5日、宿泊の場合は3泊4日

攻略の流れ

飛騨高山、立山黒部アルペン方面から乗り潰していこう

これは日帰り攻略に限らずすべての物事に言えることなのですが、容易な課題と難しい課題が併存している場合、難しいほうから片づけたほうが結果的に早く終わらせられます。富山県で一番面倒そうなエリアと言えば、富山地鉄、黒部峡谷鉄道を含む立山黒部アルペンエリアですのでそこから攻略していきましょう。高山本線エリア、氷見・城端エリア、あいの風とやま鉄道エリアはそのあとでも間に合います。

一日目・交通機関乗換天国

東京から北陸新幹線で二時間半、富山駅から一日目はスタートです。まず富山地鉄で富山側アルペンルートの入り口、立山駅に向かいます。一時間弱で立山駅に到着したら早速階段を上って立山ケーブルカーに乗車します。この切符売り場でルートの終点信濃大町駅までの切符が一括購入できるので購入しておきましょう。

貨車も含めたら3両編成!

10分もしないうちに美女平駅に到着します。すかさず接続のバスに乗り込み、終点室堂まで道路を上へ上へと昇っていきます。途中の区間で見られるデカい雪壁こそ有名な「雪の大谷」です。一時間もしないうちに室堂駅に到着したら、しばし歩いて日本唯一のトロリーバス路線の立山トロリーバスに乗車します。法令上トロリーバスは無軌条電車、すなわち鉄道の一つという扱いなので攻略対象です。

普通のバスとどこか雰囲気が違う

トロリーバスはトンネルの中を10分で走り抜けて、大観峰駅に到着します。その名の通り立山連峰を一望できる展望台があるのですが、あくまでも乗りつぶしが目的なのでパスします。どのみち次に乗る立山ロープウェイで景色は一望できます。黒部平に着くまでの七分間、立山連峰の雄大さを存分に目に焼き付けましょう。

これ置き換えるときどうやって外に出すんだろう・・・

黒部平から黒部ケーブルカーに乗り換えて5分ほどで黒部湖に出ます。日本に二路線しかない全線トンネルのケーブルカーだそうです。たった5分とはいえ閉塞しきったトンネルから出たら、黒部ダム一帯の景色はとても広く思えるでしょう。黒部ダム停留所まではダムの上を歩いて向かうので充分絶景を楽しめます。

写真より生で見たほうが絶対いい

黒部ダム停留所に着いたら関電トンネル電気バスに乗って越境し、長野は扇沢バス駅を目指します。先ほどの黒部ケーブルカーでアルペンルートの鉄道路線は完乗ですが、ここまで来ておいて引き返すのもあれなのでそのままバスに乗り換えて大糸線信濃大町駅に抜けましょう。ここからの詳細は長野日帰り攻略の時に書きます。そのまま帰る際は、大糸線で松本へ向かってそこから特急・バスなどに乗り換えましょう。これにて一日目は終了です。

雪の大谷は道路ぎりぎりまで迫る

二日目・欅平46分…+1時間半

二日目は黒部宇奈月温泉からスタートです。富山地鉄で宇奈月へ向かい、そこから元祖トロッコ列車黒部峡谷鉄道に乗ります。終点の欅平まで並行する交通機関はありません。おとなしく単純往復しましょう。

いかつい顔はあたしの好みよ♡

実は欅平から先、黒部ダム方面へと線路が続いています。この区間を通るには関西電力が主催する黒部ルート見学ツアーに申し込む必要があるのですが、好評のツアーなので応募倍率が高く、必ず参加できるとは限りません。一応リンクを載せておきます。https://www.kepco.co.jp/corporate/profile/community/hokuriku/koubo/

宇奈月に戻ってきたら富山地鉄で富山方面に向かいますが寺田で途中下車します。寺田から立山線に乗りかえ、岩峅寺で降りて不二越・上滝線に乗り換えて再び富山方面を目指します。富山に到着したら新幹線で東京に帰って二日目は終了です

富山まで来てどうして地元走ってた電車に乗らなきゃいけないんだよ~(泣)

三日目・単純往復に耐えよ

三日目は新高岡から。まず城端線に乗りますが一駅なのでまず高岡に向かいましょう。すぐ折り返して城端駅へと向かいます。(城端駅から高岡方面にバスも出ていますが、高いうえに時短効果も望めないので往復がどうしても嫌な方のみ参考にしてください。http://www.kaetsunou.co.jp/company/sekaiisan/また、途中の砺波駅からあいの風とやま鉄道石動駅へのバスも出ています。なるべく一筆書きで攻略するならこちらを使いましょう。http://www.kaetsunou.co.jp/regular/h_jikoku/?busstop=778)

また高岡に戻ってきたら今度は氷見線に乗り継ぎ、氷見へと向かって着いたらすぐ折り返します。(こちらも氷見から高岡方面へバスが出ています。後述の万葉線も攻略したい方はこのバスに乗って途中の新能町で乗り継ぐと高岡単純往復を避けることができます。http://www.kaetsunou.co.jp/regular/h_jikoku/?busstop=126またバスを乗り継ぐ形になるのですが、石川県の七尾駅にも抜けることが出来るので能登方面も攻略したいなら使ってみるのも良いでしょう。http://www.kaetsunou.co.jp/regular/wakura/)

氷見・城端両線を走りぬく唯一の列車、べるもんた

またまた高岡駅に戻ってようやく富山に向かいます。富山地鉄の系統で富山大学へ向かい、そのまま戻ります。丸の内停留所で環状系統に乗り換え、中町停留所で南富山系統に乗り換えて南富山へ向かいます。南富山からは不二越・上滝線で富山に戻り、岩瀬浜方面に向かう富山港線(旧富山ライトレール)に乗ります。(ここから後述の万葉線越ノ潟駅へのバスが出ていますが、土休日限定便となっておりますhttps://www.city.imizu.toyama.jp/combus/route/route17.html)

懐かしき富山ライトレール時代の富山港線。

これで富山地鉄は完乗。富山駅に戻って東京に戻ります。これにて三日目は終了です。

四日目・万葉と飛騨高山

岐阜県攻略の際に高山線を攻略済みの方はこの日程を飛ばしても構いません。https://www.ajr-news.com/2021/01/08/1816/

四日目は富山からスタートします。愛の風とやま鉄道に乗り高岡に行き、万葉線に乗り換えて越ノ潟駅を目指します。(越ノ潟から越中大門駅や小杉駅に向かうコミュニティバスが出ているので往復を避けたい方は利用するのも良いでしょう。)

全集中!万葉の呼吸、越ノ潟!

越ノ潟駅から高岡に戻って富山にもどり、高山本線に乗り換えます。高山線は猪谷までが富山県(JR西日本)区間ですが、のちの岐阜県日帰り攻略のことも考えて一応岐阜・名古屋方面まで乗っておきましょう。

名古屋から富山に向かう唯一の特急ひだ

できれば特急ひだを使いたいのですが富山発着の特急ひだはかなり本数が少ないので時間が合わなければおとなしく普通列車で高山まで向かってください。高山から高速バスに乗っても構いません。名古屋へ急ぎたい人は鵜沼で名鉄に乗り換えても構いませんが、一部のひだは通過となりますので注意しましょう。これにて四日目は終了です。

五日目・北陸三セク大横断

最後の日は富山県内ではなく、隣の新潟は上越妙高からスタートです。えちごトキめき鉄道で直江津を経由して富山に入るのですが、糸魚川から日本海翡翠ラインに乗るのもいいでしょう。また、越後湯沢からほくほく線超快速で直江津にむかっても構いません。市振から富山県に入るのですが、日本海翡翠ラインは運行の都合上とやま鉄道の泊駅まで直通し、同駅でとやま鉄道に接続します。

対面乗り換えにしてくれるのは便利でうれしい

泊で接続した列車で富山方面へ向かいます。列車によってはいしかわ鉄道の金沢まで直通する便もありますが、富山止まりの列車に乗った場合は富山で金沢直通便に乗り換えてください。高岡を経由し、倶利伽羅駅からは石川県となりますが、当駅で折り返す列車はほぼありません。ここまで来たらIRいしかわ鉄道も金沢まで一気に乗りとおしましょう。金沢に着いたら北陸新幹線で富山県未乗区間を通過し、そのまま帰路に着きます。これにて富山県は完乗となります。

攻略に役立つお得なきっぷ

  1. 北陸観光フリーきっぷ(GW、お盆などの特定期間を除く通年の連続四日間)
  2. アルペン通り抜けきっぷ(アルペンルート開放期間中の通年)
  3. 鉄道線・市内電車フリー切符(通年連続二日間)
  4. とやま1日乗り放題きっぷ(通年)
  5. 北陸周遊乗車券(通年)
  6. 青春18きっぷ(春夏冬の特定の期間限定)

1は東海が発売する周遊きっぷです。三日目の攻略と高山本線の攻略に役に立ちますが、行き帰りどちらかを高山本線経由にすると片方は必ず金沢経由、すなわち特急しらさぎ利用となります。要は一枚で特急と北陸新幹線に乗れて特定の北陸エリア内乗り放題の一筆切符です。富山のJR線ととやま鉄道の富山以西区間等の北陸エリアの幹線を一気に効率よく攻略したい方にお勧めです。https://railway.jr-central.co.jp/tickets/hokuriku-free2/index.html

2は一日目のアルペンルート攻略に役立ちます。扇沢~立山の交通機関はそれぞれ切符売り場を設けていますが、いちいち買うのは面倒なので扇沢、立山のどちらかでこの切符を買ったほうが手間が省けてお得です。途中までの区間なら一応往復券の設定もあるようです。https://www.alpen-route.com/access_new/recommend-tickets/today.html

3は富山地鉄が販売するフリー切符です。一日目と二日目に役に立ちます。一日版と二日版がありますが、一日版は夏と冬とで料金が違うので気を付けましょう。また、双方の切符に富山地鉄の特急自由席料金も含まれているので時間が合えば特急にもこれ一枚で乗れます。アルペンルートと富山地鉄、市内電車を二日連続で日帰り攻略するならこの切符の二日間版と2の切符を併用するのがお勧めです。https://www.chitetsu.co.jp/english/jp/info-for-travelers/tickets.html

4はあいの風とやま鉄道が販売しているフリー切符です。三日目の富山市内電車線と四日目の万葉線で役に立ちます。このほか加越能バスの高岡~新高岡のバスと、越ノ潟駅と岩瀬浜駅を結ぶコミュニティバスも有効エリアに入っています。LRTから重点的に攻めたい人にはお勧めの切符です。https://ainokaze.co.jp/ticket/plan

5は東日本がえきねっと、新幹線Eチケット利用者限定で発売しているフリー切符です。3日目と5日目で役に立ちます。直江津から金沢までの三セク、および北陸三県内の新幹線以外のJR線は全て有効エリア内に入っています。別途特急券購入で特急にも乗ることが出来るので、二日連続で北陸三県のJR・三セク路線をスピード攻略したい人におすすめです。https://www9.eki-net.com/top/tokudane/pdf/hokurikushuyu.pdf

6は親の顔より見た切符、JR各社が販売している期間限定のフリー切符です。三日目と高山本線の攻略に役立ちます。北陸の三セクで使える区間は富山から高岡と、津端から金沢のみとなっております。その区間内富山、高岡、金沢、津端以外の駅、もしくはその区間を超えた駅で下車すると乗車した全区間の運賃を取られるので注意しましょう。また、親の声より聞かされたかもしれない注意事項で申し訳ないのですが、本券で特急・急行列車に乗ることはできません。別途乗車区間の運賃と特急・急行料金を払いましょう。

肝心のロープウェイを撮ってないやん!

おことわり・連絡先

今回ご紹介した日帰り攻略法は、あくまでもミシンロボの経験に基づいたものとなっております。この方法を実践して何らかの被害を被った場合でも当記事及びミシンロボは一切責任を負いません。また、攻略目標路線の中には様々な事情で運休になる可能性もございますので、攻略に行く際は、各鉄道会社の公式サイトなどでの運行情報の確認をお願いいたします。

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富山駅で折り返してた頃の富山地鉄市内電車

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