山口県にやってくる正真正銘の新型車両

今日の午後3時ごろ、兵庫県の川崎重工でたびたび目撃証言があった話題の新車の導入が、とうとうJR西日本公式プレスリリースで発表されました。

形式名は、DEC700-1。JR西日本では「トワイライトエクスプレス瑞風」に続く電気式気動車の導入となります。そして、この車両が配属されるのはJR広島支社の下関総合車両所。新型気動車が山口県に導入されるのは2001年に新設された特急スーパーおきで使用されるキハ187系以来20年ぶりとなります。また、山口県全体で見ても4年ぶりの新型車両となっています。

今回西日本はDEC700を電気式気動車として製造しましたが、この車両は必要に応じてハイブリッド方式への変更も可能な構造となっています。今後、ハイブリッド方式に変更したうえでも各種実証実験を行うと公式で発表しています。

それまで一番新しかったのは「旧型客車」だった

山口県は日本の都道府県の中でいまだに国鉄型が幅を利かせており、下関にやってくるJR九州の車両でさえ国鉄型の415系がやってきます。美祢線や山口線、山陰本線の一部区間など流石に全線国鉄型しかいないというわけではないのですが、新しい車両と言ったらそれこそキハ120か、キハ187、もしくは2017年に導入されたSLやまぐち号に使われている35系客車くらいです。完全新製とはいえ、旧型客車が県内最新の車両とはとてもとてもややこしかったことでしょう。それも今回のDEC-700導入で過去の話となります。なお、営業運転で使用するかどうかは現時点では未定となっています。

山口県で2番目に新しい35系客車、全然新型の香りがしない

未だはびこるキハ40系を置き換える切り札となるか

このDEC700は、次世代車両への転換を見据えた各種技術検証を行うために製造された、いわば実験車両です。この実験で得られたデータを基に次の新型車両の開発に繋げて、その新車で従来の車両を置き換えると私はみています。

その時置き換えられる従来車こそ、いまだJR西日本ではびこるキハ40系気動車で間違いはないと思います。JR西日本はこの形式にぶっちゃけその金で一両作れるくらいの金をかけて延命改造を施し、だましだまし運用してきましたが、どんなに若くても車齢が40近くになるこの形式を流石にこれ以上使い潰す事は出来ません。あのJR北海道ですらキハ40置き換えに本腰を入れているのでこの課題はJR共通なのでしょう。

思えば今回のDEC700導入は北海道のH100系(DECMO)の導入のパターンとよく似ている。

この形式の導入が、キハ40系列気動車への余命宣告となるかどうか。今後の展開に注目です。