一度も抜かれない快速はどのような列車なのか
2月のダイヤ改正で、京成本線の京成上野~成田空港の特急が廃止され、京成上野~京成佐倉の快速が設定されました。その代替として、西馬込~京成佐倉の快速が成田空港まで延長されました。
それにより、日中の京成本線から都営浅草線に直通する快速は全て成田空港発着となり、そのうち半分は佐倉で快速特急と接続し、半分は全区間先着となります。
その快速は各区間でどのような役割を担っているんでしょうか。
成田空港~京成津田沼
この快速にはまず、成田空港と空港第二ビルで空港利用者が乗車します。
成田空港~京成津田沼では各駅に停車し、各駅間の地域輸送を担いつつ全駅から都内への先着列車にもなります。
京成津田沼~押上
京成津田沼~押上では快速運転を行います。
東中山と青砥で普通と接続するため、京成津田沼~青砥でも全駅からの先着列車となります。
青砥で上野行きの普通に乗り換えればお花茶屋~京成上野にも先着できます。
ただし、日暮里と上野は後続の快速特急と2分程度しか違いません。
青砥では2分後の普通に乗り換えることで押上線各駅にも行けます。
押上~西馬込
都営浅草線に入ったこの区間は各駅に停車し、短区間利用者の足にもなります。
泉岳寺では泉岳寺始発の快特に接続し、川崎、横浜、横須賀などに先着します。
泉岳寺の時点で後続のエアポート快特とは5分差になりますが、追いつかれることなく五反田方面へ行き、西馬込へ向かいます。
まとめ
成田空港~西馬込で一度も抜かれない快速は、京成本線の成田空港~青砥の各駅から都営浅草線の各駅、更に京急線にも先着する速達列車としての役割に加え成田空港~京成津田沼、押上~西馬込では各駅に停車し短区間輸送も担っていました。