さてさて、皆さんこんにちは!
私が今回取り上げたいのは、JR貨物のとある車両です
その車両は私がJR貨物の車両の中でとても好きな車両なんですが、その車両はなんと、見た目の種類がとても多いんです!
貨物に興味が無い方でも楽しめるように伝えていきたいと思うので、是非最後までご覧ください!
見た目のバリエーションが豊富な車両の正体は…?
まずはそもそもその車両って誰?って話ですよね
その車両というのは、EF65&EF66の後継として主に東海道本線から山陽本線、関東地方から中国地方までの幅広い範囲をカバーする、直流電気機関車のEF210です!
私は関東住みなんですが、東海道貨物線を見に行くと大抵この車両に出会います(笑)
同じ車両ばかりでつまらない、そう思う方は結構いると思うんですよ
確かにどれもこれも似た車両ばかりですが、ちゃんとEF210にも見た目のバリエーションはあるんです。しかもそこそこ多いのです!
では、早速紹介していきたいと思います!
…紹介前に注意してほしいのが、ここではパッと見ただけで分かるような違いを紹介していきます。本当に細かい部分までは紹介しません、そこは注意してください
もう一つ、ここに載せている情報は2021年3月22日時点での情報です
①EF210の最初の車両!
まず最初は、EF210の試作機となる901号機です!
901号機はEF210の一番最初の車両で、量産型とは違う部分が多くあります

この試作機の特徴として覚えておいて欲しい点が何点かあります。ここからの紹介では試作機と比べる事か多いと思うので是非よろしくお願いします
特徴としては…
- パンタグラフは下枠交差型
- 桃太郎の表記がない
- 側面の車番が乗務員扉の横の下の方にある
- 側面上部の青い塗装が細い
ざっとこんな感じですかね
本当はもっと違いがあるんですが、とりあえずこれぐらいで止めておきます
試作機は岡山機関区に所属しています(新製当初は新鶴見機関車に所属)
基本的には岡山機関区所属機の運用に入りますが、たまに他の機関区の代走で走ることもあります
写真を撮った場所からも分かるように、ちゃんと関東でも撮るチャンスはあるので安心してください!
②EF210の量産型 第一形態

次に紹介するのは量産型の最初の形態となるEF210の基本番台
これ、見た目試作機と同じじゃね?
そう思ってしまうんですが大丈夫です、ちゃんと違う部分あります
これから紹介する②は基本番台の中の形態の一つなんですが、この形態は現在少しずつ数を減らしています
その理由は後程…
とりあえずこの形態の特徴としては…
- パンタグラフは試作機同様下枠交差型
- 運転席横の窓の下に桃太郎表記
- 側面の車番が試作機よりちょっと上に(本来はもう少し違う部分があるんですが省略)
- 側面の青い部分がちょっと増えてる
試作機と比べるとこんな感じです
この形態は1,3,5,8,10,12,15~18号機が該当、全車両が岡山機関区に所属しています
ただ18号機のこの姿はもう少しで見れなくなるかもです(詳しくは後で書きます)
③量産型第一形態のもう一つの姿

こちらは②の塗装変更verです
2019年10月に出場した車両からこちらの新塗装に変更となっていて、先程の見た目が減っている理由と言うのは塗装が変更されているからなんです
この形態は②と比べていきます
この形態の特徴は…
- 全体的に青い塗装に
- 旧塗装よりも明るい感じ?の青
- 側面に白帯&桃太郎のキャラ
- JRFマークが無い
こんな感じですかね
該当するのは2,4,6,7,9,11,13,14号機
こちらも全車両が岡山機関区に所属しています
個人的には旧塗装派です(聞いてない)
④量産型第二形態の初期編成
次は基本番台から100番台へと移ります
100番台はEF210グループの最大勢力で、これまでの試作機と基本番台とは違い岡山の他に吹田と新鶴見への投入もされています(100番台は初期車と後期車に分かれているんですが、これから紹介する初期車は新鶴見には投入されていません)

この形態の見た目の特徴は…
- パンタグラフは相変わらず下枠交差型
- 桃太郎の文字がJRFマーク横に
- 側面の車番の位置は基本番台同様
まぁこんなところですかね
該当するのは…
岡山所属→101,102号機
吹田所属→103,104号機
試作機、基本番台、100番台(改良機)ではそれぞれ機器類とかに差異が存在するようですが、私はそういう部分は全く分からないので触れません(今回紹介するのが見た目の違いだけなのはそういう理由です…)
⑤ ④の中の異端児
ここまでは番台か旧塗装か新塗装の違いだったんですが、次に紹介する⑤に関してはまたちょっと別の違いを持ちます

こちらの④との違いはただ一つ、側面のJRFマークがありません
この特徴を持つのは105号機のみです
なぜこの車両だけなのか、どうしてこうなっているのか、残念ながら私は知りません
④形態と共に基本番台同様に塗装変更が進んでいて、こちらの105号機の特徴は塗装変更で無くなってしまうと思うので記録はお早めに
105号機は吹田所属です
⑥100番台初期車 新塗装ver

⑥の形態は④&⑤の新塗装verです
正直な話、完全に③と同じです
どうやら基本番台と100番台では側面のルーバーの数や配置等での違いがあるそうですが、桃太郎のマークだったりで③との差異は無いと思います
該当するのは吹田機関区所属の106~108号機のみです
新鶴見には前期車の配置がなく、岡山所属機にはまだ新塗装は出ていません
やっぱ旧塗装派d(殴
⑦EF210最大勢力 100番台後期車

こちらは100番台の後期車です
この形態に関しては④の前期車と比べていきたいんですが…実は違いとしてはパンタグラフがシングルパンタ化してるぐらいだったりします()
他に違いがあるのであれば是非教えて欲しいです
該当するのは…
岡山機関区→126~131,137,138,147,148,153号機
吹田機関区→115,139~141,144~146,149,154,156~160,165~169号機
新鶴見機関区→117,119~125,132~136,142,143,150~152,155,161~164,170~173号機
⑧最大勢力の新形態

⑧は単純に100番台後期車の新塗装verです
まぁつまり⑥のシンパ化というわけです
写真を見るとキャラクターが無く桃太郎の文字のみになってますが、”現在”はちゃんとキャラクターが貼ってあります
実はこの新塗装にも前は別の形態があったのですが…これは後程紹介します
該当するのは…
吹田→109,114号機
新鶴見→110~113,116,118号機
⑨瀬野八補機&本務機兼用の新番台

2011年まで100番台が製造されてきましたが、2012年より新番台が登場
この新番台は300番台となっていて、瀬野八の補機として使うことが可能となっています
この形態の特徴としては…
- 旧塗装と同じ青色?側面は青色で統一
- JRFマーク小さめ、桃太郎の文字のみ
- 側面に金色の帯
こんな感じです
前面だけ見ると100番台と同じですが、側面は特徴的となっています
この形態に該当する車両は、吹田機関区所属の301~309号機です
一応補足しておくと「瀬野八」とは山陽本線瀬野駅~八本松駅間の通称で、この区間は急勾配が存在していて上りの貨物列車は後ろに補助機関車(補機)が必要となっていて、その補機として使用可能なのがこの300番台ということです
⑩現状のEF210の最新形態!

遂に⑩まで来ましたが、この形態は現状のEF210の最新形態となっています。つまり現存する形態を紹介するのはこれが最後になるわけですね
この形態は⑨の形態と違い側面のJRFマークが無くなっていて、桃太郎のキャラが貼ってあります
この形態は310号機以降の300番台が該当、325号機までは吹田機関区所属で326号機から現状329号機までが新鶴見機関区所属となっています
330号機以降はまだ出場していなく、どこに配置されるのか楽しみです
かつて存在した形態
ここまでは現存する形態を紹介してきましたが、実はすでに無くなってしまった形態もあったります
軽く紹介するだけにしますが、こんな形態も存在していたんだと知っていただければと思います
- 基本番台.100番台新塗装キャラなし
基本番台と100番台の新塗装には側面に桃太郎のキャラクターが貼ってあります
しかし実は初期の頃はキャラクターなしで、桃太郎の文字のみとなっていました(⑧の紹介の際の写真がそのキャラなし新塗装です)
- 100番台後期車 下枠交差型パンタ
シングルパンタに変更されたあとの後期車ですが、その中の115号機のみ一時期下枠交差型に変化していました
パンタだけが前期車と後期車の違いだったのに、こうなるともう違いが分かりません…
- 300番台 JRF+キャラ
300番台は現状JRF有×キャラ無orJRF無+キャラ有の2種類のみなんですが、310~315号機は新製当初はJRF有+キャラ有となっていました
その後この形態はJRFマークが消え⑩と同じ見た目となりました
まとめ
同じような車両が増殖してる感じのEF210ですが、そこには意外と細かい違いがあったりします
まぁ…ほとんどが細かい違いなので、結局同じ見た目だと言っても問題は無いかもですね()
実は細かくも見た目が何種類も存在するEF210の面白さ、伝わりましたかね?