ついに関西三大都市圏の一つ、大阪を攻略します。さてこの大阪府、東京よりも小さい面積に多種多様の交通機関を抱えているので4日間じゃとても攻略しきれません。加えて記事としても長くなりそうなので今回は記事を二回に分けてご紹介いたします。なお今回は兵庫県と京都府の一部区間も含めて攻略します。

前後編共通・情報整理

推奨出発駅

  • 新大阪駅
  • 京都駅

府外発着路線

  • JR…東海道新幹線、山陽新幹線、東海道本線、関西本線、阪和線、片町線、JR東西線
  • 私鉄・第三セクター…近鉄大阪線、近鉄京都線、近鉄奈良線、近鉄けいはんな線、近鉄南大阪線、南海本線、南海高野線、阪急神戸線、阪急宝塚線、阪神本線、阪神なんば線、能勢電鉄、京阪本線

府内完結路線

  • JR…大阪環状線、桜島線、おおさか東線、関西空港線、羽衣支線
  • 私鉄・第三セクター…大阪メトロ(今里ライナーも含む)、南海電鉄の上記以外の路線、阪急箕面線、阪急千里線、近鉄長野線、近鉄道明寺線、京阪交野線、京阪中之島線、阪堺電気軌道、泉北高速鉄道、北大阪急行電鉄、大阪モノレール、ニュートラム、西信貴ケーブル

日帰り不可能エリア

無し(全エリア日帰り可能)

必要日数(泊数)

日帰りの場合おおよそ6日、宿泊の場合は3泊4日

※周辺県の攻略ですでに攻略済みの路線は経路に使わない限り省略とする。

攻略の流れ

全ての交通手段をフル活用せよ!

名古屋の時とは違って京阪神はそれぞれどのエリアも独自の交通網を発展させています。特筆するべきは山がわりかし遠くないせいでケーブルカー路線の密度は日本一なことでしょう。そしてそれらのケーブルカーは必ずしも鉄道駅に直結しているとは限りません。中には接続途中の道で坂道をとぼとぼ歩かされる羽目になることも…とにかくここは一筋縄ではいかないエリアです。心してかかりましょう。

一日目・スーパー一筆ルート

一日目は東京から新幹線で2時間15分くらいの新大阪からスタートです。まずはさっそく御堂筋線に乗り換えて江坂・千里方面に向かいましょう。なるべく江坂行きではなく北大阪急行電鉄直通の千里中央行きに乗ったほうが良いでしょう。高坂行きに乗ってしまった人はここから千里中央までの区間は初乗り運賃がめちゃくちゃ安いことで知られていますのでいったん改札を出たほうが良いでしょう。

似たような車両がほかの路線にもわんさかいる

千里中央に着きましたらいったん改札を出て、阪急千里線北千里行きの阪急バスに乗り換えます。(時刻表←北千里に向かうバス多数。系統図要確認)北千里からは阪急千里線に乗り換えて淡路・天六方面に向かいましょう。路線は天六までですが、ほとんどの便はその先の地下鉄堺筋線に直通していますのでそのまま全線乗り通しちゃいましょう。天下茶屋からは南海高野線に乗り換えて中百舌鳥駅まで向かいます。

南海オールステンレスカーの元祖、6000系

中百舌鳥からは再び御堂筋線に乗り換えてなんばまでの未乗区間を乗りつぶしてしまいます。梅田からなんばの区間は和歌山攻略の時に乗車済みですので省略します。なんばからは少々地下道を歩くのですがJR難波駅に向かい、JRで新今宮に向かいます。新今宮からは大阪環状線で天王寺、鶴橋を回って西九条までグルっと回りましょう。和歌山攻略の際に天王寺ー西九条ー大阪の区間は乗車済みではないか、と思うかもしれませんが、その時特急くろしおで通ったのは大阪環状線とは違う梅田貨物線というルートですので大阪駅は経由していません。そのため西九条まで乗る必要がありました。なお梅田貨物線はいずれ大阪駅を経由する地下線に切り替わるそうです。

紀勢本線特急、及び関空特急はすべて梅田貨物線経由

西九条にきたら今度は阪神電車に乗り換えて尼崎に向かいます。尼崎で梅田行に乗り換えて大阪梅田へ戻りましょう。梅田に着いたら少々面倒ですが地下道をあるいて西梅田駅に向かってください。西梅田からは四ツ橋線に乗り換えて御堂筋線とは別のルートで難波を経由し、住之江公園まで向かいます。住之江公園からは大阪唯一の新交通システム、ニュートラムに乗ってコスモスクエアに向かいましょう。

中央線とけいはんな線は相互直通している

コスモスクエアからは地下鉄中央線が出ていますので長田方面まで一気に乗り通しましょう。中央線のほとんどの便はその先の近鉄けいはんな線生駒方面に直通していますのでそのまま生駒まで乗ってしまいます。生駒からは近鉄奈良線に乗り換えてまたまたなんば方面に戻りましょう。近鉄奈良線と阪神なんば線は相互直通運転を行っているので西九条方面の直通電車で一気に西九条まで乗り通します。西九条からは再びJR線に乗りかえて、大阪環状線の支線、桜島線をサクッと往復しましょう。

USJ開業で開業時の場所から少しずれたらしい

さて西九条へ戻ってきたら再び阪神電鉄に乗り換えて尼崎を回るのですが、今度は阪神野田で降りてください。少し離れたところから地下鉄千日前線が出ていますので終点の南巽まで乗ってしまいましょう。南巽で降りたら平野区役所行きのバスにのって、加美北五丁目停留場で下車してください。(時刻表)徒歩圏内にJRおおさか東線衣摺加美北駅がありますのでそこから新大阪に戻ります。(周辺地図)そして新幹線に乗って東京へ帰りましょう。これで一日目は終了です。

二日目・大阪交通三昧

二日目も新大阪から。御堂筋線に乗り換えて天王寺(阿部野橋)を超えた先、長居駅で下車しましょう。この駅から大阪唯一のBRT、いまざとライナーに乗車するのですが、地下鉄長居停留場ではなく、少し離れた長居西二丁目から乗車します。(時刻表)このいまざとライナーは、大阪メトロで最も新しい路線、今里筋線の延伸の是非を決める社会実験路線として開通しました。今里筋線の延長線上にあるため、運賃設定やバス停の感覚が鉄道を意識したものとなっております。一時間もせずに今里駅に到着しますが、いまざとライナーはここから少し先の神路公園までとなっておりますのでそこまで乗車しましょう。神路公園で下車したらしばらく時間をおいて、先ほど長居方面から乗ってきたバスではなく、途中の杭全(東部市場前駅)からあべの橋(天王寺駅)方面に向かうバスに乗り換えます。

乗客そんなにいなかったのは気のせい?

天王寺に着いたら大阪環状線に乗り換えて大正駅へと向かい、そこから発着している長堀鶴見緑地線に乗り換えて終点の門真南駅まで乗り通しましょう。門真南駅に着いたら京阪バスに乗り換えて京阪線古川橋まで向かいます。門真市駅に直接行バスはあるにはあるのですが、わずか一本しか存在しません。諦めて古川橋経由で門真市駅に向かいましょう。(時刻表)門真市からは大阪モノレールに乗り換えて一気に伊丹空港へ…と行きたいところですが途中の万博記念公園から彩都西駅へ支線が出ていますので忘れずにサクッと往復しましょう。なおこのモノレール高速道路よりも高い場所をなかなかの速度で走り抜けますので乗ってて飽きません。優等列車の設定はありませんが景色の移り変わりに見とれていたら伊丹空港まではあっという間に感じるでしょう。

モノレールの車窓から見える太陽の塔

伊丹空港に着きましたらいったんシャトルバスに乗り換えて阪急伊丹線伊丹駅まで乗車します。(時刻表)JR伊丹駅ではないので注意してください。伊丹線の列車は梅田へは直通しません。なので神戸線との接続駅塚口で乗り換えてそのまま大阪梅田駅方面へ向かってください。大阪梅田に着いたらそこから少し離れた地下鉄東梅田駅まで順路に沿って徒歩で向かい、大阪メトロ谷町線に乗り換えて八尾南まで乗り通しましょう。八尾南からは近鉄藤井寺駅に向かう近鉄バスに乗り換えます。(時刻表)藤井寺から古市まで向かったら近鉄長野線に乗り換えて河内長野へ向かいましょう。河内長野からは南海高野線急行に乗り換えてなんばへ戻り、御堂筋線で急いで新大阪に向かって新幹線で東京へ戻りましょう。これで二日目は終了です。

なんば延伸まで近鉄と南海の接続駅はここだけだった

三日目・二つの京阪私鉄ルート

三日目も新大阪から。隣の大阪駅で一度下車して大阪シティバスの井高野営業所に向かうバスに乗りましょう。(時刻表)終点の少し前、北江口住宅前で下車し、そこから徒歩圏内にある今里筋線井高野駅に向かいます。(ルート地図)今里筋線に乗り換えたら終点の今里まで乗り通しましょう。今里から千日前線に乗車して二駅隣の谷町六丁目で谷町線に乗り換えます。東梅田から大日までの未乗区間も含めて終点まで一気に通過しましょう。

正直に言うけど、今里筋線いうほど必要?

大日に着いたら一駅だけ大阪モノレールを使って隣の門真市に向かい、そこから京阪電車に乗り換えます。この時、できれば淀屋橋行きではなく、中之島行きに乗車しましょう。もし淀屋橋行きが先に来た場合は京橋、もしくは天満橋で乗り換えても構いません。ともかく中之島線に乗るわけですが…まあなんともガラガラな車内です。一応断っておきますが画像はコロナの前に撮った写真です。私を含めて10人程度しか乗っておりません。

この写真マジでコロナの前に撮ったんだよ信じてよ

充分にソーシャルディスタンスを取って中之島に着いたら、一旦大江橋まで戻ってそこから徒歩で京阪淀屋橋まで向かいます。(ルート地図)淀屋橋からは特急電車で枚方市へ向かいましょう。枚方市からは私市まで京阪交野線が分岐していますのでサクッと往復しましょう。枚方市に戻ってきたらそのまま特急で三条方面へ一気に通過しますが、三条の手前の祇園四条で下車してください。祇園四条から橋を渡ってすぐの阪急京都河原町へ徒歩で向かいます(ルート地図)

ちなみにこれは自分が持っている一番古い写真の一つ

河原町からは阪急京都線の特急で梅田方面へ戻りましょう。別の会社同士なのにここまで駅が近いのは、もともと阪急京都線が京阪の路線だったことに由来します。厳密にいえば、京阪系列の鉄道会社、新京阪電鉄の路線でした。ですが戦後のいざこざでこの路線は阪急にとられてしまい、そのまま今に至ります。せっかく梅田まで直結する路線を作ったのにタダ同然で阪急にとられた時の京阪の心情は計り知れないものだったでしょう。京阪の悔しさに思いをはせていたら十三駅に着いたようです。

そんなん取られた方が悪いねん!この世界は弱肉強食さかい、泣き言いうたらあかんで!

宝塚線に乗り換えたら十三から急行で十三分くらいの石橋阪大前で下車します。ここから箕面まで箕面線が出ていますのでサクッと往復しちゃいましょう。石橋阪大前に戻ってきたら宝塚まで一気に向かいます。宝塚からはJR福知山線に乗り換えて大阪をまわり、新大阪に戻ります。もういい時間なので新幹線に乗って東京へ帰りましょう。これで三日目は終了、大阪攻略前半戦はここまでとします。

昔箕面からケーブルカー出てたんやで
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前後編共通・攻略に役立つお得な切符(goto関連は除く)

※18切符以外のフリー切符名をクリックするとリンク先に飛びます。

  1. KANSAI_THRU_PASS(3月31日までの土休日のみ)
  2. 関西1dayパス(ほぼ通年)
  3. スルッとKANSAI・大阪周遊パス(すべてのバージョン共通で通年販売)
  4. 青春18きっぷ(春夏冬の期間限定)

1は全ての行程で役に立ちます。土休日限定ですが、上記のJR路線以外すべて有効範囲内になっています。連続二日で使用すれば確実に元は取れるのでお得に大阪府を攻略できます。なお各私鉄の有料列車に乗る際は別途特急券、指定席券等を購入しましょう。

2はJR関西エリア限定のフリー切符です。一日目のみ役に立ちます。付属の引き換えチケットで奈良・西ノ京・斑鳩チケットに交換することが出来ますがこのチケットは今回の攻略では全く役に立ちません。どうせ土休日に連続で攻略するならおとなしく1か3を使いましょう。

3は大阪観光局が発売している大阪メトロと大阪シティバスのほぼ全ての路線が乗り放題のフリーパスです。一日版と二日版がありますが連続で攻略するなら二日版のほうがお得でしょう。なおこのパスは大阪府内のいろいろな施設で使える特典付きです。

4は大阪のおばちゃんも一枚は持ってそうなJR各社が販売している期間限定のフリー切符です。おばちゃんにも知らせておいてほしいのですが、この切符で特急・急行などの優等列車に乗ることはできません。特急・急行に乗る場合は別途乗車区間の運賃と特急・急行券を払いましょう。

山手線とは違って、同じ線路を多種多様な列車が行き交う環状線

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※県名をクリックするとリンク先へ飛びます

関西地方

づぼらや潰れちゃったなぁ…