ここは庄内地方最大の都市、羽越本線の酒田駅です。

江戸時代には北前船の寄港地としても大変栄えました。

今回乗車するのは陸羽西線です。

山形新幹線の終着駅、新庄駅から日本海側へ伸びており、余目までを結んでいます。一部列車は羽越本線へ直通し、酒田駅まで走ります。

酒田駅からは酒田港駅まで線路が伸びており、羽越本線がなかった当時、余目〜酒田も同時に庄内初の鉄道路線・酒田線が開業しました。

最上川で物資を船運していましたが、それが鉄道に代替されます。

今回乗車するのは1日1往復だけ運行されている、快速最上川です。

今度のダイヤ改正で新庄方面については、運行区間が余目始発に短縮されてしまいます。

陸羽西線は切欠ホーム0番線からの出発です。

使用される車両はキハ110系。

松尾芭蕉が『五月雨をあつめて早し最上川』と詠んだことでも知られ、陸羽西線には奥の細道・最上川ラインという愛称が付けられています。

車両デザインもそれに合わせたものです。

酒田駅時点で利用者は10人ほど。陸羽西線は1日9往復の運行で、酒田まで直通するのはうち5往復。

それでこの状態はかなり厳しいと言わざるを得ません。

一方で、快速最上川は特急並みの迫力を見せる列車と聞いています。

車掌さんがいないワンマン列車なので、一番うしろの運転台横に居座ることにしました。

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