はじめに
この記事は一般鉄オタが収支を無視し利便性で考えた考察記事です。
東京の地下鉄の優等列車について考察していきます。
ではまずは今優等列車が走っている路線から考えていきましょう。
副都心線
副都心線は現在の状態が利便性として最高だと思います。
都心部でも通過運転をしていますが、通過駅は利用者も少ないので通過していいと思います。
東西線
東西線は日中と夕方は現在のままでいいと思います。
朝は優等列車が浦安から各駅停車の通勤快速しかなく、直通先から不便なので、西船橋~日本橋ノンストップで日本橋から各駅に停まるの特別快速を新設するのがいいと思います。
5分サイクルで各駅停車と特別快速を交互に運転し、原木中山~茅場町の各駅の利用者は各駅停車に、西船橋以東から日本橋以西への利用者は特別快速に乗ることで遠近分離を行います。
特別快速は東葉高速線と総武線で交互に走り、東葉高速線はその合間に各駅停車が走ります。
各駅停車と特別快速は西船橋で緩急接続した後、妙典、葛西、南砂町で待避します。
現在より8分程度短縮します。
浅草線
浅草線のエアポート快特は、大門と三田を通過するのがいいと思います。
また、泉岳寺で前を走る西馬込行きと接続するのがいいと思います。
京急線内では泉岳寺始発の快特の後ろを走ります。
現在より2分程度短縮します。
新宿線
新宿線の急行は馬喰横山から各駅に停車するのがいいと思います。
新宿までの所要時間は4分延びますが、岩本町・小川町は7分、九段下・曙橋・新宿三丁目は3分短縮します。
ここからは現在無料優等列車がない路線です。
先に無料優等列車が不要な路線です。
銀座線
全区間が都心部で、直通運転もしておらず、乗り通しても30分強なので、優等列車は不要です。
丸ノ内線
郊外区間が短く、直通運転もないので不要です。
千代田線
大半が都心部で、西日暮里~北綾瀬は駅間が長く、通過する駅もないので不要です。
日比谷線
大半が都心部で、直通先も普通列車なので、不要です。
半蔵門線
全区間が都心部で、乗り換えがない駅が半蔵門のみなので、不要です。
ここからは優等列車が必要だと思う路線です。
有楽町線
和光市・小竹向原・池袋~新木場に停車する準急と、和光市・小竹向原・池袋・飯田橋~永田町・有楽町・月島・豊洲・新木場に停車する急行があるといいと思います。
急行の運転をするために、麹町に緩急接続設備を作るといいと思います。
山手線内の駅を通過する理由としては、東池袋~江戸川台は住宅街であり、利用者も比較的少ないため、桜田門は利用者がとても少ないためです。
和光市~新木場で14分程度の短縮が期待できます。
主に日中に急行、ラッシュ時に準急を運転します。
南北線
南北線は埼玉高速鉄道の急行運転と共に急行運転を行うといいと思います。
停車駅は、品川~後楽園・駒込・王子・赤羽岩淵(鳩ヶ谷・東川口・浦和美園・岩槻)です。
赤羽岩淵を2面4線化して、緩急接続をします。
岩槻~後楽園以南で10分程度の短縮が期待できます。
三田線
東京23区にも関わらず、西高島平~大手町は35分程かかるため、特急が必要だと考えます。
種別を特急とした理由は、都心部から新横浜・湘南台方面に速達するには目黒線に急行より上の特急を新設し、いずみ野線特急を復活させる必要があると考えたからです。
停車駅は西高島平・高島平・新板橋・巣鴨・春日~目黒(大岡山・武蔵小杉・日吉・新横浜・羽沢横浜国大・西谷・二俣川・いずみ野・湘南台)です。
目黒線特急が武蔵小山を通過するのは、品川地下鉄を東京メトロが建設する場合、目黒線との直通運転は三田線がメインとなると予想され、その場合は通過線を作った奥沢で待避を行うと思われるからです。
新板橋を2面4線化し、高島平と新板橋で緩急接続を行います。
西高島平~春日以南で10分程度短縮が期待できます。
大江戸線
大江戸線の郊外区間は、現在は終点の光が丘でも新宿まで24分と、各駅停車だけで十分だと思いますが、大泉学園町(仮称)・東所沢への延伸が計画されており、東所沢~新宿は各駅停車だと40分以上かかるため、急行が必要だと思います。
また、大泉学園町~東所沢の区間は、現在は農地も多く、宅地開発などがあまり行われてないため、延伸と同時に再開発を行うと思われ、その際には朝夕ラッシュ時にその区間を各駅に停まる通勤急行も必要だと思います。
停車駅は、急行が都庁前以東各駅・中野坂上・東中野・練馬・光が丘・大泉学園町・東所沢、通勤急行が都庁前以東各駅・練馬・光が丘・大泉学園町~東所沢です。
光が丘・落合南長崎は2面4線化し、待避を行います。(落合南長崎はラッシュ時のみ)
大泉学園町は2面3線で建設し、ラッシュ時に始発終着列車を設定します。
急行で、各駅停車のみのダイヤより13分程度の短縮が期待できます。
おわりに
考察した結果、現在無料優等列車が運転されていない路線のうち、4路線に無料優等列車があるといいという結論になりました。
4路線と、既に無料優等列車がある浅草線以外の3路線の共通点は、郊外区間が長いことです。
特に、大江戸線が東所沢まで延伸した場合、新宿からの距離は京王線の分倍河原と同じぐらいです。