スマホで撮った写真を拡大したもの

前回、朝っぱらから駅管をたっぷりと堪能した私は、その足で神戸方面へと向かいました。途中武庫川や六甲に寄り道したりしながら、最終目的である粟生線に久しぶりに乗車した、その帰り道に見つけた駅管が今回の主役です。

粟生駅から早速折り返した私は、阪急阪神フリーパスが有効になる湊川駅でいったん降りることにしました。小休止も兼ねた途中下車でしたが、ふと見上げた天井に走るあるものを見て私はこの駅で降りたのは正解だった、と思いました。

有難う、いい配管です。

思えばこの湊川までの区間も含めて、神戸高速線は兵庫の地下路線の中でもかなり古い方でしたので駅管がまだむき出しのまま残っている可能性がありました。しかしまさか湊川もその駅の一つだったとは・・・

程よい混沌加減に思わずいいね!

改札口を出てすぐ目に入った配管は鈴蘭台方面の出口の階段にもへばりついていました。

地上へとのびゆくその様はまるで植物

小休止のはずが駅管だけを見続けて気が付けば30分も過ぎていたので、私はここらへんで切り上げて新開地へと戻って阪神線で梅田駅へと戻ることにしたのです。その選択もやはり大正解でした。阪神梅田はちょうどリニューアル工事の真っ最中であり、それに伴って天井の板が一部取り外されていたのです。それはすなわち・・・

ずっと天板剥がしたままでいいのに

普段は見れるはずのない駅管たちをじっくりと拝むことが出来るという事です。本当にこの日は嬉しい誤算が続いて、朝から夕方まで鉄道と駅管を楽しむことが出来ました。

何分ターミナル駅なので人混みを上手くよけて撮影しなければならないのが難点

大体の地下駅の天板の向こうにはこのような配管が縦横無尽に広がっています。それらは本来簡単にみられないものです。なのでこの光景はまさに期間限定。貴重な一瞬をとらえることが出来ただけでも今日は大収穫でした。(つづく)